「大切な人」と居心地のいい関係を築く “ 感情の法則 ” がある、と提唱している本があります。本日紹介するのは、『ベストパートナーになるために』という世界的なベストセラー著者のジョン・グレイさんが書いた続編である、こちらの書です。
ジョン・グレイ『ベストフレンド ベストカップル』(知的生きかた文庫)
この本は、9月5日(土)に開催した『第4回読書交流会~自分が主役の人生設計をするために』において、参加者の方から『推薦書』として発表があったために知りました。
その時の『読書交流会』で参加者から発表のあった推薦書5冊はこちらのリンクから読めます。
本書は、「あなたの一番大切な人と一緒に読んでください!」とされ、『ニューヨークタイムズ』38週連続ランク・インの大ベストセラーになりました。
本書は、以下の6部構成から成っています。
1.あなたは「大切な人」の心が見えますか
2.自分の中の「異性」の部分を見つめてみよう
3.女はいつでも特別扱いされるのが大好き
4.二人のもっと「いい関係」をつくる一番のクスリ
5.男が一番女性に望むこと、求めていること
6.愛はコップの水が自然にあふれだすように
本書では最初に、「人間関係は、相手が自分と同じだという誤った思い込みがあるから難しくなる」と指摘しています。真実だろうと思います。
そしてカップルたちの例を挙げて、男と女が同じという思い込みが関係を損ねる一般的なパターンとして、以下の4つを説明しています。
1.あなたは私と同じように感じ、考え、行動すべきである
2.私にいいことは、相手にとってもいい
3.疲れているあの人を私の力で癒したい、一番気にかけてあげたい
4.女性がグチったら、冷静に解決法を示してやるとよい
とくに4番目は男性がよく誤解します。女性にしてみれば、「ただ話を聞いてもらいたいだけ」なのです。気持ちをわかってもらいたい、つまり「共感」を求めています。
ところが男性は、「彼女は問題を解決して欲しいのだ」と思い込んでしまします。したがって、お互いにイライラする、という結末になってしまう、というわけです。
男女の違いについて本書では様々な事例を用いて説明しています。女は「人間関係重視」型、男は「結果重視」型です。
それから本書の中盤で、真に愛情があって感情的な関係をつくるために、欠かすことのできない基本となる感情的欲求あるいは心の態度として、以下の7つを挙げています。
1.愛情
2.思いやり
3.理解
4.尊重
5.評価
6.受け入れ
7.信頼
まさにその通りだ、と納得の内容でした。さらに、「不幸せの原因は自分の外側にでなく内側にある」、「自分を愛せない人は、他人を愛せない」など、心に響く「納得の言葉」が続きます。
あなたもぜひ、大切なパートナーと一緒に本書を手にとり、人間関係をもう一度、考え直してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!