「賢くなるためではない、本はバカになるために読むのだ」と主張している本があります。
本日紹介するのは、我が国のマーケティングの第一人者である神田昌典さんが書いた、こちらの独特の「読書論」を展開している書です。
神田昌典『バカになるほど、本を読め!』(PHP研究所)
この本は、あなたの人生を変えるため、あなたの可能性を広げるために、少しだけ読書の方法を学んでおこうと呼びかけています。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.なぜ、活躍できる人は皆「バカ」なのか
2.目的志向型」読書
3.本を持ち、町へ出よう
4.アクションが変革を生む
本書で著者の神田さんは、「バカになるための読書術」=「知識創造型読書術」の定義として、以下の3点を挙げています。
◆ 目的指向型の読書をする
◆ 大勢の人と共に読む
◆ 即、行動に結びつける。
まず目的指向型として、以前より神田さんが米国から紹介している「フォトリーディング」の手法を解説しています。
さらに、「読書会」の効果について述べ、とくに主催者としてファシリテーターの役割を担うことを勧めています。
最後に、読書を行動に結びつけることが最も大切、と主張して、「リードフォーアクション」の運動を提唱し、また「100%マッド・プロジェクト」の紹介も行っています。
とくに「リードフォーアクション」については、全国で活発な読書会がスタートして行動の成功事例が出てきています。
著者の神田さんは、江戸時代の松下村塾や適塾において、いわゆる「読書会」による勉強が積み重ねられ、明治維新を主導した多くの人材が輩出されたことを指摘しています。
現在の「リードフォーアクション」という動きの中から、将来を担う人材が誕生する可能性はかなり高い、と著者は言います。
とにかく本や読書会が好きな私としては、心強い一冊ですが、あなたも本書から刺激を受けて、行動に繋がる「読書」に取り組んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を