「お金はただの『道具』でしかありません。そして資産運用とは、『お金の置き場所』を考えることです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、東京都出身、外資系金融機関、国内金融機関にて投資信託、企業年金、iDeCo など幅広い実務を経験し、投資信託の商品設計、管理全般に関わったDCプランナー1級としてのべ数百の法人顧客、1万人超のお客様を支援してきたDCアドバイザーの堀越陽介さんが書いた、こちらの書籍です。
堀越陽介『8000万円増やす! 最強のアメリカ株式投資信託』(彩図社)
この本は、「お金」や「資産運用」について、読者の皆さんが階段を一歩ずつ、無理なく上がっていけるように書かれた書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.仕事以外でお金を増やす!
2.なぜ「アメリカの投資信託」が良いのか
3.アメリカ株式投資信託はこうやって買おう
4.証券口座は銀行口座と同じようなもの
5.ライフプランとあわせて考える具体的な商品選び
6.資産運用の「2段目以降」はどうすればいい?
この本の冒頭で著者は、「資産運用をするということは『お金の置き場所』を考えることです。」「アメリカ株式のインデックス投資信託です。」と述べています。
本書の前半では、「仕事以外でお金を増やす!」および「なぜアメリカの投資信託が良いのか」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 日々の労働だけではインフレリスクに対応できない
◆ 資産運用の初心者なら、分散投資となる投資信託が一番良い
◆ ギャンブルにならない投資法として、アメリカの投資信託へ長期投資
◆ アメリカは広く、人口が多く、世界の基軸通貨
◆ NYダウ、S&P500、ナスダック総合指数の3つの指標
◆ アメリカ株式市場には歴史と信頼がある
◆ アメリカ株式投資は世界経済に投資すること
◆ 株価指数(インデックス)への投資が分散投資になる
この本の中盤では、「アメリカ株式投資信託はこうやって買おう」および「証券口座は銀行口座と同じようなもの」について、次のポイントを解説しています。
◆ 投資信託を選ぶ3つのポイントは、①投資対象国・地域、②投資対象の資産、③手数料
◆ アメリカ株式インデックスの期待リターンは年率10%
◆ 投資信託の「販売会社」「開発・運用会社」「信託銀行」(保全)
◆ 長く続けることでリターンが安定する
◆ 証券口座は銀行口座と同じ、ネット証券会社か総合証券会社か
◆ ネット証券では、楽天証券、SBI証券、松井証券、マネックス証券
◆ お得な「お金の置き場所」で運用を始める
◆ iDeCo や NISAでの運用がオススメ
本書の後半では、「ライフプランとあわせて考える具体的な商品選び」および「資産運用の2段目以降はどうすればいい?」について考察しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 人生100年時代の投資戦略は、早く始めて10年は運用を続ける
◆ 生活費3~6か月分を確保したら投資を開始する
◆ 全世代にオススメの2つ:SBI・V・S&P500とe MAXIS Slim 米国株式S&P500
◆ 楽天・前米株式インデックスファンドほかも検討対象
◆ 投資2段目以降は、①ETF、②日本株式のアクティブ投信、③アメリカ個別銘柄
本書で解説している投資戦略は、拙著『定年ひとり起業マネー編』(自由国民社)にて提唱している「老後資金の作り方」とほぼ同じコンセプトで、心から共感しています。
この本の締めくくりとして著者は、「長期の資産運用はトンネルのようなもの」で、「学びと実践は車の両輪」であると述べています。
あなたも本書を読んで、最強の「アメリカ株式投資信託」にお金の置き場所を変える長期分散投資を始めてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2962日目】