書評ブログ

『AIを使って考えるための全技術 最高の発想 を一瞬で生み出す56の技法』

「もはや “頭の良さ” には意味がない。AIを使って考えることこそが、最高の発想を生み出す力になる」――そんな挑発的なメッセージから始まる本があります。

本日紹介するのは、東北大学大学院修了後、ハイテク専門商社勤務を経てNEDOフェローとして大学発ベンチャーに駐在し、2009年にアイデアプラントを設立。以降、創造工学の研究、アイデアソンのデザインやファシリテーション、創造研修などを幅広く手がけ、これまで600社以上・延べ2万人以上に創造研修を実施してきた発想法の第一人者で、日本創造学会理事およびデジタル推進委員会委員長を務める石井力重(いしい・りきえ)さんが書いたこちらの書籍です。監修は15万部ベストセラー『考具』の著者である加藤昌治さんです。

石井力重、加藤昌治監修『AIを使って考えるための全技術 最高の発想を一瞬で生み出す56の技法』(ダイヤモンド社)

本書は以下の4部構成から成っています。

1.すぐにアイデアがほしいとき

2.アイデアを磨きたいとき

3.アイデアを実現したいとき

4.考えるヒントがほしいとき


この本の冒頭で著者は、「AIを使って考える」とは? –チュートリアルについて以下のポイントを説明しています。

◆ AIは効率化や自動化の道具ではなく、“思考を拡張する相棒” である

◆ 質問の仕方によって、AIが導き出す答えの質が決まる

◆ 人間の弱点を補い、発想を広げる存在としてAIを活用できる

◆ “考えるプロセス” を意識することで、AIからの答えが学びに変わる

◆ AIとの対話は、人生から “ひとりで悩む時間” を消し去る


本書の前半では、「すぐにアイデアがほしいとき」について、「AI特有の力で考える」「自由な発想で考える」および「ロジカルな発想で考える」に分けて解説しています。主なポイントは以下の通りです。

◆ 「異質の取り入れ」や「未来の変化因子」を使えば、革新的かつ長期的に通用する発想が得られる

◆ 「アイデアスケッチ」でひと言の種を膨らませ、豊かな発想に展開できる

◆ 「ダメ出しの模擬」を行えば、自分の思考の弱点が浮かび上がる

◆ 「売上の計画」や「検証プロンプト」を通じて、具体的なビジネスモデルに落とし込める

◆ AIは“質問次第”で、人間の発想を超える答えを導き出すことができる


この本の中盤では、「アイデアを磨きたいとき」および「アイデアを実現したいとき」について、発想を「発展・具体化・検証」し、さらに「伝え方・実行策」へとつなげる技法が紹介されています。主なポイントは次の通りです。

◆ 「他領域事例の探索」で、前例のない課題の突破口を見つける

◆ 「悩みの抽象化」によって、高度で難しい課題も解決の糸口を得られる

◆ 「主な困りごと」を把握することで、ユーザーの本質的なニーズを掴める

◆ 「実行策の発想」をAIと対話することで、現実的なロードマップに落とし込める

◆ 発想から実行まで、AIを相棒として使えば「1人で悩む時間」をなくせる


本書の後半では、「考えるヒントがほしいとき」について、課題・悩み・人・未来といったテーマを多角的に分析し、AIを通じてヒントを得る方法が解説されています。主なポイントは以下の通りです。

◆ 課題をAIに分解させることで、思考の見落としを防ぐ

◆ 人間の悩みや感情を抽象化し、構造化することで解決の視点が生まれる

◆ 「人」を分析するプロンプトで、ターゲット像や人物理解が深まる

◆ 未来を予測するAIの力を借りて、長期的なビジネス戦略を描ける

◆ 56の技法を体系的に学ぶことで、“AIと考える”力が一生もののスキルになる


この本の締めくくりとして著者は、「AIを使って考える技法は、人生から“1人で悩む時間”を消し去る」と強調しています。AIを単なる効率化の道具ではなく、自分の思考を拡張する相棒として位置づけることで、誰でも “考える天才” になれるのです。

ビジネスにおける発想力を高めたい方、AIとの対話を通じて深く考える力を身につけたい方にとって、必読の一冊です。

ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のYouTubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。

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では、今日もハッピーな1日を!【3829日目】