「相手に期待して、相手のためを思って注意しているのに、なんで言うことを聞いてくれないのだろう・・・。こんなふうに思ってしまうのは、あなたが相手に対して勝手な期待をかけているからです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、長野県出身、中央大学卒業、脳科学とアドラー心理学を組み合わせた、独自の目標実現法「行動イノベーション」を開発して活躍する、目標実現の専門家、メンタルコーチで、株式会社アンカリング・イノベーション代表取締役の大平信孝さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
大平信孝『感情的にならず相手を「すぐやる人」にする34のコツ』(かんき出版)
この本は、「思うように人が動いてくれず、つい感情的になり、後悔する。頑張れば頑張るほどその事実にガッカリ、ぐったり、うんざりし、途方に暮れた」という悩みを、アドラー心理学や脳科学、コーチングのスキルを使って、科学的に解決するための本です。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.相手との信頼関係が劇的に深まる! コミュニケーションの技術
2.「あとでやります」がなくなる! 指示の出し方・頼み方
3.相手が動ける状態をつくる! 環境の整え方
4.相手が「言わなくても動ける人」に変わる! 自信の植えつけ方
5.相手を成長と自立に導く! 夢・目標実現サポートのコツ
この本の冒頭で著者は、「本書で紹介する『人を動かすコツ』は、どれもシンプルですぐ実践できるものばかり。少し言い方を変えるだけ、少しアプローチを変えるだけで、相手を『すぐやる人』に変えることができます。」と述べています。
本書の前半では、「相手との信頼関係が劇的に深まる! コミュニケーションの技術」について以下のポイントを説明しています。
◆「信頼関係」がなければ人は動かない
◆ 話し合いの「主人公は相手」と考える
◆「4つの承認」(結果・行動・存在・第三者)を使いこなす
◆ 話すときは、必ず相手を名前で呼ぶ
この本の中盤では、「あとでやりますがなくなる! 指示の出し方・頼み方」および「相手が動ける状態をつくる! 環境の整え方」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ こちらの依頼を相手にとっての「自分事」にすれば、「すぐやる」に変わる
◆ 相手に「行動の主導権」を渡すことを意識する
◆「選択肢」は、相手を行動しやすくするために考える
◆「実際に行動する相手」を基準に物事を考える
◆ 最初の一歩を「10秒でできる行動」にまで細分化する
◆ 相手が集中する「きっかけ」をつくることはできる
◆「不安」は紙1枚で「行動」に変換できる
◆ 3つのポイント(①減らす、②必要なモノをそろえる、③定位置を決める)を活用
本書の後半では、「相手が言わなくても動ける人に変わる! 自信の植えつけ方」および「相手を成長と自立に導く! 夢・目標実現サポートのコツ」について説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 相手の「未来の可能性」に期待する
◆ 指示や進捗の確認は、相手に合わせて5段階に分ける
◆ 自信を持てない人には、「行動目標」を設定する
◆ 褒めるかわりに「感謝の気持ち」を伝えてみる
◆ 本当に大切なのは、相手に自立してもらうこと
◆ 自分都合の目標を立ててもらう
◆「期間」や「対象」を区切ると、目標を立てやすくなる
◆ 目標を実現する「プロセス」もクリエイティブに考えてみる
この本の最後には巻末付録として、「相手を『すぐやる人』に変える『週1ノート』活用術」が掲載されていて参考になります。
あなたも本書を読んで、科学的に人を動かす技術と34のコツを学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3599日目】