「自主セミナー講師ではなく、“ 呼ばれる講師 ” になるべきだ。」と提唱して、ひっぱりだこの人気講師になって稼ぎ続ける方法を解説した本があります。
本日紹介するのは、中小企業診断士で、繁盛講師プロデューサーの東川仁さんが書いた、こちらの書籍です。
東川仁『最新版 90日で商工会議所からよばれる講師になる方法』(同文館出版)
この本は、商工会議所・エージェントの「攻略」の全技術、依頼者の裏事情まで徹底解説した講師のための決定版と言われた、2010年刊行の伝説の名著に、さらにブラッシュアップしたノウハウを加味して「最新版」として書かれたものです。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.「よばれる講師」はこんなにおいしい!
2.「よばれる講師」の第一歩 まずは自主セミナーを開催しよう
3.こうすりゃあなたも商工会議所から「よばれる講師」になれる!
4.知っておいて損はない!商工会議所・セミナーエージェントの裏側
5.この講師に依頼したい!と思わせるセミナー企画書の作り方
6.「よばれる講師」を「稼げる仕事」にするための仕組み作り
7.最後に再確認。セミナーを行うのは、顧客獲得のため
この本の冒頭で著者は、セミナー講師という仕事は、自分の顧客を見つけるための営業活動の一環であり、手段に過ぎません、と述べています。
そして、講師として、「どこから呼ばれるか」が大切で、当日の報酬だけでなく、無料でPRしてもらえ、見込み客と出会えることが最大のメリットだ、と著者は言います。
一度セミナーをして、その評判がよければ連鎖的に次の依頼が舞い込むケースが多い、と本書では解説しています。
それは、商工会・商工会議所の職員で、セミナー企画や会員への経営指導を行う経営指導員はヨコのつながりが強く、「どんなセミナーが人気だったか」がよく話題にのぼるためです。
次に、著者は商工会議所からよばれるための「7つのルート」を以下の通り紹介しています。
1.目当ての商工会議所に直接アプローチ
2.すでに商工会議所等でセミナーを行っている人から紹介してもらう
3.商工会議所でセミナーをしている講師のアシスタントをする
4.自主セミナーに商工会議所の担当者を招待する
5.地道な情報発信を続け、担当者に見つけてもらう
6.セミナーエージェントに登録し、売り込んでもらう
7.講師オーディションに参加する
そして、商工会議所担当者が講師を選ぶときに見る「4つのポイント」を次の通り挙げています。
1.セミナータイトル
2.実績
3.評判
4.オリジナリティ
いずれももっともなポイントで、どれも大切です。この4つをきちんと押さえていないと、どんな努力をしても講師として採用されることはないでしょう。
本書の中盤以降では、セミナーエージェントとの付き合い方や、商工会議所のセミナー企画における裏側の事情が分かりやすく記されており、参考になります。
興味のある方は、詳細や具体的な対処法をぜひ、この本を手に取ってお読みください。
また、怖い話ですが、商工会議所から二度目の声がかからない講師は多くいて、その特徴は次の5点だ、と解説されています。
1.ターゲットニーズをつかんでいない
2.専門用語が多い
3.話がわかりづらい
4.人間性に共感できない
5.商工会議所のことがわかっていない
この本の後半には、セミナー企画書の作り方が記されています。セミナー企画書の必須6項目は以下の通りです。
1.タイトル・名前・肩書き
2.想定する対象者とそのニーズ
3.セミナー概要(章立て)
4.プロフィール
5.受講者がこのセミナーで得られるもの/アピールポイント
6.セミナー実績
それぞれの項目について、実践的・具体的なノウハウがこの本には書かれています。
また、最後には、講師依頼を受けるホームページを作る、専門雑誌で連載をする、金融機関との合同勉強会を開催するなど、「よばれる講師」を「稼ぐ仕事」にするための仕組み作りが紹介されています。
あなたもぜひ本書を読んで、「商工会議所からよばれる人気講師」になる方法を学んでみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を