書評ブログ

『60歳からの仕事の壁』

「いまや60代は現役世代であり、70代も現役の延長として働ける時代です。」「会社の中ではなかなか序列は崩せなくても、金儲けという世界だと、そんな逆転はいくらでもできます。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、1960年大阪府生まれ、精神科医東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローを経て、現在は、和田秀樹こころと体のクリニック院長、川崎幸病院精神科顧問、一橋大学経済学部非常勤講師、立命館大学生命科学部特任教授和田秀樹さんが書いた、こちらの書籍です。

 

和田秀樹『60歳からの仕事の壁 10年後も食える人、1年後すら危ない人』(青春新書)

 

この本は、「普通に働く60歳前後の皆さんが、少なくとも10年後も食っていくには、どんな考え方、生き方をすればいいのか」を提示している書です。

 

本書は以下の4部構成から成っています。

1.お金のリアル

2.常識を疑え

3.仕事の成功

4.大人の勉強法

 

この本の冒頭で著者は、「本書に書かれていることをすべてやりなさい、というわけではありません。少しでも試してみよう、発想を変えようという視点が大事なのです。」と述べています。

 

本書の前半では、「お金のリアルについて以下のポイントを紹介しています。

◆ あえて贅沢をすることで、稼ぐヒントが見え、働く意欲が高まる

◆ 不況時は、専門知識と強力なコネづくりに絶好のチャンス

◆ 考えるな! 成功者のマネをしろ

◆ お金持ちは時間の「換金感覚」「見積り感覚」を持っている

 

この本の中盤では、「常識を疑えおよび「仕事の成功」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 世の中の情報は9割がウソ! 反対意見もチェックする

◆ 成功する人ほど、「逆張り発想」をする

◆ 現代はスピードが最優先、「60点主義」でうまくいく

◆ どんどん動いて、どんどん試す

◆ 幸福度は「どれだけ人を幸せにしたか」で決まる

 

本書の後半では、「大人の勉強法について説明しています。主なポイントは以下の通りです。

◆ 忙しくするほど、使える時間は増えていく

◆ ゴールは次のスタートライン、70-80歳まで稼ぐ手段を持つ

◆ 結果につながるか、つながらないかを見極め、努力の方向性をつねに疑う

◆ 絶頂期はこれからだと考え、幸せになれる参照点をつくる!

 

この本の締めくくりとして著者は、「ちょっと発想を変え、生き方を変えるだけで、60歳以降も小金持ちになるチャンスなどいくらでも転がっています。」「そういう点では、食える、食えないは、頭の良さより生き方の問題なのだ」と述べています。

 

あなたも本書を読んで、「60歳からの仕事の壁」を乗り越え、10年後も食える人になる考え方や生き方を実践していきませんか。

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3646日目】