「あなたの脳は、まだまだ覚えられます!」と説いて、60代から「毎日を最高に充実させる」法を解説している本があります。
本日紹介するのは、能力開発コンサルタントで、社会人の「脳力開発」指導の第一人者である高島徹治さんが書いた、こちらの書籍です。
高島徹治『60代から簡単に頭を鍛える法 「生涯現役」のためにやるべきこと』(知的生きかた文庫)
この本は、「60代からの人生を幸せに生きられる人と生きられない人がいて、その差は1つ、“ 頭 ” の差です。」と説く著者の高島さんが、生涯現役の「すごい頭」を手に入れるための方法を書いたものです。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.60代から始める!「頭を鍛える」生き方
2.あなたの脳は、まだまだ覚えられます!
3.これが「知らないうちに頭を強くする」習慣
4.60代からの人生は「読書」でさらに磨かれます
5.一流の睡眠が、一流の60代をつくります!
6.60代からすぐ使える「実用的な記憶法」
7.60代から頭を磨くトレーニング法
この本の冒頭で著者は、すぐ思い出せないのは、覚えている知識量が多いためで、「記憶力が衰える」のではなく、「思い出す能力が衰えている」ためだ、と述べています。
つまり、60歳の頭は20歳の頃より「3倍の知識量」があるので、大量に記録された情報を、どうやってうまく引き出すかが問題になる、ということです。
次に、脳科学が進歩するにつれて脳の各部分の役割が明確になってきており、海馬が「記憶の司令塔」と呼ばれる重要な器官だと認識されるようになりました。
海馬の脳細胞だけは、年を取っても細胞分裂して増えることが分かっていて、ロンドンのタクシー運転手の海馬が一般人より大きいという研究結果も紹介されています。
つまり、年を取っても「覚える」能力や「思い出す」能力は、いくらでも伸ばせるのです。
また本書の中盤以降では、「生涯現役」のために頭を鍛える方法として、以下のことが紹介されています。
◆ 体をリラックスさせて、リズミカルに動かしながら覚えると記憶に残る
◆ 嗅覚(匂い)と記憶は密接に結びついている
◆ 頭のいい人は、ストーリーなどの「自然記憶」をうまく使う
◆ 付箋を活用して、忘れたらまた覚えればいい
◆ 記憶した日の2日後に、復習して覚えなおせば記憶に定着する
◆ 「習慣」の重要なポイントは「無意識」
◆ 朝起きてからの30分を有意義に過ごせるかが人生を左右する
◆ 浅野散歩で太陽の光を浴び生活のリズムが整うと、血流が良くなって脳が活発に働く
◆ レム睡眠の時に、情報が整理され記憶が強化される
◆ 忘れたくないなら「人に教える」のが一番
◆ 知識は、口に出せば出すほど、着実に記憶に定着していく
◆ 「記憶の天才」は、「反復(学習)する」という簡単な行為をしている
◆ 手を動かすことが多い職業の人が、いつまでも健康でいられる
◆ 書くことで、認知症を遠ざけられる
◆ 時にはボーッとしている「孤独な時間」も脳の休息には必要
あなたも本書を読んで、頭を鍛えて「生涯現役」を目指してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を