「本質的に追及すべきは、お金を貯めることよりも、まずどんな状況になってもお金を稼げること、どんな時代環境でもお金を生み出す方法を作れること、だというのが私の考えです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1971年岡山県生まれ、中央大学経済学部卒業後、会計事務所、コンビニエンスストアチェーンを経て、世界的な戦略系コンサルティングファームであるアーサー・D・リトルで経営コンサルタントとして活躍、本業のかたわら不動産投資を開始し、独立後にプレミアム・インベストメント＆パートナーズ、株式会社エデュビジョンを設立して、不動産コンサルティング事業、ビジネスマッチング事業、教育事業などを手がけ、現在は、起業家、個人投資家、ビジネス書作家、講演家、お金の専門家の午堂登紀雄さんが書いた、こちらの書籍です。
午堂登紀雄『50歳からの人生を大逆転するお金の壁の乗り越え方』（かんき出版）
この本は、「お金の壁」を乗り越える基礎体力をつけることを通じ、変化に翻弄されることなく、「考え」「賢くお金を使い」「情報を得て」「増やし」「お金を生み出す＝稼いで」「守る」ための発想法を紹介している書です。
本書は以下の９部構成から成っています。
１．人生100年時代に備えよう
２．【考え方】お金とのつき合い方を変えて「壁」を超える
３．【使う】賢い消費者になってお金の「壁」を越える
４．【増やす】投資と上手につき合って「壁」を越える
５．【情報】優良な情報を得て「壁」を越える
６．【稼ぐ】副業や起業でお金の「壁」を越える
７．【守る①】税金とのつき合い方を変えて「壁」を越える
８．【守る②】騙されないでお金の「壁」を越える
９．【さらに】介護・離婚・相続の「壁」を越える
この本の冒頭で著者は、壁は大きく次の「３つの壁」があると紹介しています。
◆「知識の壁」
◆「思考の壁」
◆「行動の壁」
本書の前半では、「人生100年時代に備えよう」「【考え方】お金とのつき合い方を変えて壁を超える」および「【使う】賢い消費者になってお金の壁を越える」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 老後対策は、お金を貯め込むより、老後でもお金を稼げる人間になること
◆ 健康のマネジメントは人生のマネジメント
◆ 固定費や年会費を見直す
◆ リセール可能なものは資産性を意識して買う
◆ 自分のライフスタイルに合ったポイントを活用
この本の中盤では、「【増やす】投資と上手につき合って壁を越える」「【情報】優良な情報を得て壁を越える」および「【稼ぐ】副業や起業でお金の壁を越える」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ iDeCo、NISA、つみたてNISAを活用する
◆ 米国高配当・長期連続増配銘柄に投資
◆ 不動産投資はサラリーマンの強い味方
◆ 利回りと安全性のバランスをとる
◆ ふるさと納税で住民税を削減
◆ 誰でもダイヤの原石を持っている
◆ テーマを狭く絞りこんで、オンリーワンに
◆ オフィスを借りない、人を雇わない、借金しない、在庫を持たない
◆ 先生ビジネスは個人ビジネスの理想モデル
本書の後半では、「【守る①】税金とのつき合い方を変えて壁を越える」「【守る②】騙されないでお金の壁を越える」および「【さらに】介護・離婚・相続の壁を越える」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 会計を学ぶ前に税金を学ぶ
◆ 副業禁止の会社なら、法人を設立して法人名義でやる
◆ 高額商品は合い見積もりが基本
◆ 介護とお金について知っておく
この本の締めくくりとして著者は、ほとんどの人は70歳でいったん職業人生を変えることになるが、「そのとき迷わないよう、私個人としては、起業をおすすめします。」と述べています。
そして、社会とつながり続けられる、日々の生活に「やることがある」というのは生きがいになります、と続けています。
あなたも本書を読んで、50歳から人生を大逆転するように、「お金の壁」を乗り越え、人生を好転させていきませんか。
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では、今日もハッピーな１日を！【3161日目】
