「個人にとって大切なのは、言葉の定義ではなく、『自分がやりたい学び、必要な学び』を明確にすることだ、あくまで自分の能力を引き上げることを最優先の目的にすべきである。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、イギリスの『エコノミスト』誌に範を取り、1895年に創刊された本格派総合経済誌『東洋経済新報』を前身とする『週刊東洋経済』編集部が書いた、こちらの書籍です。
週刊東洋経済 編集部『50歳からの学び直し入門』(インターナショナル新書)
この本は、デジタルスキルを中心としたリスキリング、教養を中心としたリカレント、どちらにも関連する学び直しの基礎知識に分けて構成した書です。
本書は以下の3部構成から成っています。
1.リスキリングー40~50代に必要なスキルとは
2.リカレントー40~50代に必要な教養を身につける
3.学び直しのための基礎知識ー一歩踏み出すために制度や講座を知ろう
この本の冒頭で著者は、「40~50代といえば、そろそろ人生の折り返し地点に差し掛かる世代だ。人生の後半戦は、混沌とした時代とも重なり合う。自分に本当に必要なのはどんなスキル、どんな知識なのか。」と問いかけています。
本書の前半では、「リスキリングー40~50代に必要なスキルとは」について、以下のポイントを説明しています。
◆ 経営に参加、独立、副業なら、MBA、ビジネス法、中小企業診断士、英語力
◆ デジタル人材なら、ダータサイエンティスト、Webマーケティング、情報セキュリティ
◆ 大学教員なら、論文術、MBA、英語力
◆ 海外人材なら、英語力、MBA
この本の中盤では、「リカレントー40~50代に必要な教養を身につける」について解説しています。主なポイントは次の通り。
◆ 歴史、宗教学、文化人類学、数学、物理学、美術
◆ 複雑性へのリテラシーを与える
◆ 異文化を教養として理解する
◆ 論理の前提となる公理が重要
本書の後半では、「学び直しのための基礎知識ー一歩踏み出すために制度や講座を知ろう」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 将来の人材不足にも対応
◆ 官民協力の学び直し推進組織
◆ 学ぶコミュニティの効果
◆ 実践型、体験型の学び
あなたも本書を生んで、「50歳からの学び直し」について学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3170日目】