「50代は人生の折り返し地点、第二の人生を意識して生き方をシフトチェンジするベストタイミング!」と提唱している本があります。
本日紹介するのは、精神科医で保坂隆さんが書いた、こちらの書です。
保坂隆『50代から「楽しい老後」の準備を始めなさい』(中径の文庫)
この本は「人生90年時代」に入った現在、いかにして定年退職後の「老後」の準備を始めるか、という知恵を伝えてくれる本です。
著者が提唱するのは、「50代に入ったころからがベストタイミングだ」ということで、私もまったく同感です。
定年退職後は、今や30年間という長くボリュームある時間となりましたので、ここの過ごし方、生き方によって、いい人生だったかどうかが決まる、と言えるほど差が付くようになりました。
著者の保坂さんは医師ですが、50代後半で勤務していた病院を辞めて、現在の聖路加国際病院での職を得て、新たな領域の医療にたずさわる、という夢を実現しました。
さらに2年前からは「空海」の研究をするため高野山大学大学院で勉強を始めて、「学べば学ぶほど奥が深い」研究に惹きつけられ、老後を支えるライフワークになる、と述べています。
こうした著者自身が実践する「50代からの楽しい老後準備」について、本書では以下の6部構成にて、全部で80のリストという「知恵」にまとめています。
1.楽しい老後を過ごすキーワード
2.50代から定年以後のスタートに備える
3.後半生を充実して生きられる人、退屈を持てあます人の違い
4.人間関係を「老いシフト」する50代
5.金銭感覚を変えていく50代
6.人としての成熟を深めていく50代
また巻末には参考資料として、50代からの定年退職後準備にヒントをくれる本や雑誌特集が掲載されていて参考になります。私も読んでいない本は早速、図書館に予約注文を出しました。
とくに次の本は興味深く、いずれブログで書評を載せたいと思います。
さて、上記の本書構成の中で記されている、50代から始める「楽しい老後」の準備に関する「80のリスト」についてですが、私が感銘を受け、共感して実践しているものをいくつか以下に紹介します。
◆ 「人生を2回生きる」は日本人の得意技
◆ 趣味に「学び」で取り組んでみる
◆ 50代になったら、定年に向けた意識革命を
◆ 50代からでも目標達成できる-それが今後の人生の支えに
◆ ワークシェアリング、コラボワークなど新しい働き方を検討してみる
◆ 50代は孤独力を磨き、第二の人生と真剣に向き合う
◆ やらないと後悔するのは何か、考えてみる
◆ 10年後、20年後の自分を冷静に見極める
◆ ブログやFacebookで情報発信を始める
◆ 50代と定年後で、がらりと変わる人間関係を想定する
◆ Facebookで「お友だち」を増やしていく
◆ 夫婦で「家計会議」を年に1~2回開く
◆ アンチエイジングの最良のクスリ、1日1回の大笑い
◆ 「ありがとう」で心を満たす
◆ 50代からの1日1日をかけがえのない日にしていく
あなたも本書から多くのヒントを得て、50代から「楽しい老後」の準備を始めてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を