書評ブログ

『30歳でも大人な人 50歳でも子供な人』

「30歳でも大人な人もいますし、50歳でも子供な人もいます。人は年齢を重ねたからといって大人になるわけではありません。ちょっとした小さな習慣から大人か子供かに分かれています。」と述べている本があります。

 

本日紹介するのは、鹿児島県生まれ、台湾国立高雄第一科技大学修士課程修了、化粧品会社事務、塾講師、衣料品店店長、着物着付け講師、ブライダルコーディネーター、フリー情報誌編集者など、多くの転職経験を生かし、働く女性のアドバイザー的存在として書籍や雑誌など執筆活動をしている作家写真家有川真由美さんが書いた、こちらの書籍です。

 

有川真由美『30歳でも大人な人 50歳でも子供な人ー人間関係も仕事も全部うまくいく大人になる97の方法』(興陽館)

 

この本は、著者が今まで見てきた「大人な人」の振る舞いや言葉、考え方などについて、テーマ別に端的に落とし込んで紹介している本です。

 

本書は以下の7部構成にて、97の方法から成っています。

 

1.あなたが大人になる、ちょっとした習慣

2.大人のマナーはここが違う

3.大人は仕事で成長できる

4.大人は恋愛で成熟していく

5.大人は自分とうまくつき合える

6.子供っぽい人の言葉、大人な人の言葉

7.大人はこうして幸せになる

 

この本の冒頭で著者は、「大人になることは、『よりよい人間になること』。それには、本当にあたりまえのことですが、1日1日、明るく誠実に生きていくことしか道はないようです。」と述べています。

 

本書の前半では、「大人な人の人間関係」について以下のポイントを説明しています。

◆ 信頼されるための絶対条件は、感情を抑える術をもつこと

◆ 大人の第一歩は、孤独を厭わず、一人で生きる覚悟をもつこと

◆ 素直に謝れる大人は格好よく、まわりから大切にされる

◆ 心ない言葉に傷つくのは、他人に期待しているから

 

この本の中盤では、「大人な人のマナーと振る舞い」「大人な人の仕事」および「大人な人の恋愛・夫婦関係」について解説しています。主なポイントは次の通りです。

◆ 人によって態度を変えない

◆ 人知れずいいことをする

◆ いちばん大切なことは、目的を見失わないこと、ルールは柔軟に変えられる

◆「成功すること」より「成長すること」

 

◆ 仕事は「面白いもの」ではなく、「面白くするもの」

◆ 調子のいいときほど気をつける、調子の悪いときほど楽観的になる

◆「好かれたい」を優先するのは、好きな気持ちが足りないから

◆ 大人の恋愛には、自分と相手を守る責任がある

 

本書の後半では、「大人な人の自分との付き合い方」「大人な人の発言」および「大人な人の生き方」ついて説明しています。主なポイントは以下の通り。

◆ 自分と向き合う習慣を持つ

◆ 本当の自信をもつ人は、人と自分を比べない

◆ 本を読んで旅に出る

◆「やらないこと」を決める

 

◆ 結局、心が安定している人が最強

◆ 日々を楽しもう、成長しようとする心が若さを保つ秘訣

◆ 3M(無理・無駄・面倒)はすべてを却下する思考

◆ だれかのせいにする癖をやめると、人間関係も人生も180度、好転する

 

◆ 自分にとってなにが大切か、わかっている人が大人

◆ 思い通りにならないときに、人は試される

◆ 物理的に広い空や海を見るだけで、心の視界も広がる

◆「志は高く、日々の目標は低く」、長い道のりを歩くには楽しむ工夫が必要

 

◆「熱い心と、クールな頭」をもっている大人は、簡単には崩れない

◆ 不確実なことをやろうとしない限り、成長や満足はない

◆「生・老・病・死」にどう向き合うか、大人としての態度が問われる

◆「人の幸せが自分の幸せ」であれば、だれよりも幸せになれる

 

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では、今日もハッピーな1日を!【3425日目】