書評ブログ

『10年後の働き方 「こんな仕事、訊いたことない!」からイノベーションの予兆をつかむ』

「大事なのはイノベーションの予兆を見逃さないこと」と提唱して、現在ある業界の課題と、それに解決策を示そうとしている新ビジネスを紹介しながら、10年後の未来の働き方を提示している本があります。

 

 

本日紹介するのは、未来予報株式会社の代表2名、プロジェクトデザイナー曽我浩太郎さんとコンテンツストラテジスト宮川麻衣子さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

曽我浩太郎・宮川麻衣子『10年後の働き方 「こんな仕事、訊いたことない!」からイノベーションの予兆をつかむ』(インプレス)

 

 

この本は、アメリカのテキサス州オースチンで毎年3月に開催される世界最大級のビジネスイベントSXSW(サウス・バイ・サウスウェスト)において世界の起業家から発表されたオリジナリティあふれる発想50年先の未来像をベースに、最先端の研究、事業構想に携わる人への取材を通して、50の「10年後の働き方」を描いたものです。

 

 

 

本書は以下の8部構成となっています。各章に2つずつの業界をまとめているのは、業界の壁を越えた新しい仕事がうまれるであろうことを意識している、と本書では説明しています。

 

 

1.農業と食

 

2.交通とエネルギー

 

3.情報流通と金融

 

4.音楽・映像とコミュニケーション

 

 

5.医療と健康

 

6.建築と行政

 

7.教育とエンターテインメント

 

8.服飾とウェアラブル

 

 

この本では各章の冒頭に、架空のストーリーである「未来レポート」が記載されていますが、それはSXSWにて発想を発表したスタートアップ企業や、ムーブメントの中心人物への取材、人類が直面している課題の解決策として意外なアプローチをしている人の意見などを参考にしながら、その共通点をもとに作り上げています。

 

 

したがって、まったくの絵空事というわけではなく、現在、研究事業化検討が行われている「イノベーションの予兆」を踏まえたものだ、ということです。

 

 

それざれの業界におけるイノベーションの予兆はどれも興味深く、おそらく数年後には、現実のイノベーションとなって世の中に登場するものもあるでしょう。

 

 

ここでは敢えて、個々の業界における動きについて詳細は触れませんので、興味ある方はぜひ、本書を手に取ってお読みください。

 

 

私がとくに感銘を受けた「イノベーションの予兆」についてだけ、以下の紹介しておきます。

 

 

◆ 世界の食料不足を解決する培養肉技術

 

◆ 街の交通インフラをまとめるコンパクトシティでの単一アプリ

 

◆ 慎重さが求められるパーソナルデータサービス

 

◆ 作品の社会的影響力を最大化するインパクトプロデューサー

 

 

◆ 病気になりにくい身体をデザインする健康習慣デザイナー

 

◆ 人が集う場の「哲学」をデザインするフィロソフィーデザイナー

 

◆ 小さなチャレンジから強さを引き出すスーパーチャレンジデザイナー

 

◆ 人の「念」に合わせた機械の動きを設計する節電操作デザイナー

 

 

 

この本の最後で著者は、誰かの描いた未来像が、ほかの誰かによって現実になる、こうした「創造の連鎖」を、私たちもつないでいきたい、と述べています。

 

 

あなたも本書を読んで、さまざまなイノベーションの予兆を知り、「10年後の働き方」をイメージすることにより、自分の未来を描いてみませんか。

 

 

 

私、大杉潤は、「まちの本屋」再生プロジェクトとして、クラウドファンディングにより、読書交流会トークショー・イベントを開催しています。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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