「一生歩けるための脚力と血管力には密接な関係があり、どちらか一方だけを鍛えても望むような結果は得られません。どちらが先ではなく、ともに重要だと考えています。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1964年愛媛県生まれ、愛媛大学医学部卒業後に第二内科(循環器)に入局、公立学校共済組合近畿中央病院循環器内科(研修医)、米国Wake Forest大学・高血圧血管センター(リサーチフェロー)、愛媛大学大学院老年神経総合診療内科特任教授などを経て、愛媛大学大学院抗加齢医学(新田ゼラチン)講座教授、愛媛大学医学部附属病院 抗加齢・予防医療センター長の伊賀瀬道也さんが書いた、こちらの書籍です。
伊賀瀬道也『百歳まで歩ける人の習慣 ー 脚力と血管力を強くする』(PHP新書)
この本は、抗加齢医学研究に長年携わってきた著者により、一生歩ける人になるために、脚力と血管力を鍛えるエクササイズや、楽しいウォーキング事例を紹介している書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.脚力と血管力が一生歩くための鍵になる
2.歩くのはなぜ、体にいいの?
3.たったこれだけで脚力が強くなる
4.たったこれだけで血管が若返る
5.こんな歩き方がおすすめ
6.百歳まで自分の足で歩くための習慣
この本の冒頭で著者は、「ぜひ、読者の皆さんには、脚力と血管力を同時に鍛えて、いつまでも自分の力で歩けるようになっていただければ幸いです。」と述べています。
本書の前半では、「脚力と血管力が一生歩くための鍵になる」および「歩くのはなぜ、体にいいの?」について以下のポイントを説明しています。
◆ 65歳以上の目標は「1日6000歩」
◆ 歩く速度が低下すると、認知症のリスクが高まる
◆ 歩くと血圧が下がる
◆ 歩くとがんの予防になる
この本の中盤では、「たったこれだけで脚力が強くなる」および「たったこれだけで血管が若返る」について解説しています。主なポイントは次の通りです。
◆ 全身の筋肉の7割が集まる足腰の筋肉を鍛えることがしっかり歩けるコツ
◆ 朝食にはしっかりタンパク質を摂る
◆ 開眼片足立ち診断をやってみる
◆ 脚力を強くする「かかと上げ下げ」
◆ 1分間片足立ちトレーニング
◆ 1分間「ゆるジャンプ」を実践
◆「座ろうかなスクワット」をする
◆ 毛細血管がゴースト化する生活習慣:運動不足、太りすぎ、食べすぎ・飲みすぎ
◆ ヒハツ、シナモン、ルイボス茶で毛細血管が元気に
◆ 大血管を強くする有酸素運動
◆ ニンニクとナッツが大血管を太くする
◆ エクオールを作れる人は血管年齢が若い
本書の後半では、「こんな歩き方がおすすめ」および「百歳まで自分の足で歩くための習慣」ついて説明しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 歩く前に、姿勢と血圧をチェック
◆ 歩くときに日光を浴びる
◆歩く前の食事は「腹八分目」
◆ 活性酸素が老化を進める
◆ 歩いた後の入浴が大事
この本の締めくくりとして著者は、「本書では、歩くことを、みなさんの無意識下に働きかけて、本人が知らないあいだに『歩く習慣』を身につけていただこうと考えました。」と述べています。
あなたも本書を読んで、「百歳まで歩ける習慣」を学び、脚力と血管力を鍛えていきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3399日目】