書評ブログ

『ハーバード×スタンフォードの医師が教える100年生きる食事術』

「100年生きる体をつくる最大の武器は“食事”である」——そう断言し、医学と科学の最前線から “本当に体を守る食べ方” を教えてくれる本があります。

本日紹介するのは、慶應大学医学部卒業後、ハーバード大学・スタンフォード大学に研究員として留学し、在職中に世界最高峰の科学誌『ネイチャー』『サイエンス』へ論文を発表。帰国後は錦糸町で「眼科 かじわらアイ・ケア・クリニック」を開設し、全国から “眼科難民®” が押し寄せる名医として知られ、緑内障治療を「デザインする®」独自メソッドを提唱し、YouTubeチャンネル『100年生きる!眼科チャンネル』は登録者34万人超梶原一人(かじわら・かずと)さんが書いた、こちらの書籍です。

梶原一人『ハーバード×スタンフォードの医師が教える100年生きる食事術』(かや書房)

 

この本は、「目の健康=血管の健康」という医学的事実を軸に、100年を元気に生きるために “食べるべきもの・避けるべきもの” を科学的根拠に基づき徹底解説した決定版です。

本書は以下の7部構成から成っています。

1.気を付けたい朝食のメニュー

2.お勧め食品と健康のための習慣

3.食べてはいけない食品

4.糖尿病になってはいけない

5.老化を進める食品

6.眼をよくする食品

7.より幸せに楽しく100年生きる

 

本書の前半では、健康寿命を延ばすうえで最も重要な “朝食の選択” と、“血管を守る食品” の基本が語られます。とくにAGEs(終末糖化産物)を避ける重要性が繰り返し強調され、即実践できる内容です。主なポイントは以下の通りです。

◆ 朝食の “甘い飲み物・揚げ物” は老化を一気に進める

◆ 血管を守る三種の神器は「魚・ナッツ・野菜」

◆ AGEsを防ぐ最強の調理法は “蒸す・ゆでる・生”

◆ 目の健康状態は “血管の劣化” のサインとして最も早く出る

◆ 一日の食事で“朝の選択”が寿命の差をつくる

 

この本の中盤では、「食べてはいけない食品」「老化を速める食品」「糖尿病を避ける生活習慣」が体系的に解説されています。長寿を阻む “目に見えないリスク” が理解でき、食生活の常識がひっくり返ります。主なポイントは次の通り。

◆ 糖尿病は “老化と病気の総元締め”であり絶対に避けるべき

◆ 炭水化物×油=最強に危険な “老化コンボ”

◆ 老化を早めるトップ3は「揚げ物・砂糖飲料・加工肉」

◆ 血糖値スパイクは目の病気だけでなく認知症の主要リスク

◆ 若さの秘訣は“血管にとって優しい選択”を積み重ねること

 

本書の後半では、具体的に “眼をよくする食品”、そして100年人生をより幸せに楽しむための食習慣が紹介されます。予防医学としての“食”をここまで明確に説明する医師は稀で、すべてが実践的です。主なポイントは以下の通りです。

◆ ルテインとオメガ3は目と血管を守る最強の栄養素

◆ 青魚・緑黄色野菜・ナッツの組み合わせが老化防止の核心

◆ 甘い飲み物は脳・目・血管のすべての老化を促進

◆ 「長寿×幸福」は“食べ方”の改善が最短経路

◆ 健康寿命を延ばすには「食べるだけで健康になる仕組み化」が必要

 

老化、糖尿病、血管病、認知症、視力低下——これらの多くが “毎日の食事” で予防できる時代です 。医療の最前線に立ち続けてきた著者が、「これだけはやめてください」「これだけは食べてください」と断言する理由が、科学的データとともにストンと理解できます。

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では、今日もハッピーな1日を!【3929日目】