世界ユーザー１１億人のフェイスブックに、会社や店舗のホームページ機能があることをご存知でしょうか。スモールビジネスを起業しようとする「定年前起業家」や「定年起業家」は必読の一冊です。
本日紹介するのは、Facebook ページの作成・運営の入門書である、こちらの書です。
リンクアップ・斎藤哲『今すぐ使えるかんたんFacebookページ作成＆運営入門』（技術評論社）
この本は、ビジネスとしてFacebookを活用したい人には最適な「Facebookページの入門書」です。本書が優れているのは、まず冒頭にFacebookページの活用事例が５つ、具体的な画面と集客のための活用法が紹介されている点です。
ここを読むと最初に「Facebookページ」のイメージが湧きます。次に、「Facebookとは？」から始まるFacebookの基本やアカウント（個人アカウントとFacebookページの違い）について解説されています。
以上の基本知識を踏まえた上で、その後本題のFacebookページの作成や運営に入っていきます。本書の構成は以下の通り９部に分かれています。
１．Facebook活用事例
２．Facebookページをはじめよう
３．Facebookページを作成しよう
４．Facebookページを運営しよう
５．ファンの注目を集めるテクニックを知ろう
６．アクセスを増やして新しいファンを増やそう
７．Facebookページを充実させよう
８．Facebookページの情報分析をしよう
９．Facebookページで困ったときのQ&A
以上の構成から分かるように、ほんとうの基礎から実際の運営法や集客のための上級テクニックまでが順を追って分かりやすく展開されているのが本書の特徴です。
紙面構成はカラーで、随所にPC画面の表示があって、矢印とともにどこをクリックするかなど、具体的な操作方法が示されているので、私が最も好きな入門書のスタイルになっています。
２０１５年１月２７日付コラムで紹介したWordPressでブログを立ち上げた時に使った入門書（原久鷹『はじめての簡単WoedPress入門「決定版」』）と同じコンセプトの入門書です。
Facebookページ自体は、Facebookの個人アカウントを持っていれば誰でも簡単に作成できます。最低限、用意するのはユーザーネーム（URL）とカバー写真とプロフィール写真くらいで済みます。
問題はFacebookページの運営ということになりますが、本書では運営に必要な基本的な機能として以下の順で紹介し、手引きをしてくれます。
１．Facebookページに「いいね！」を付けてもらう
２．近況を投稿
３．写真を投稿
４．動画を投稿
５．複数の写真アルバムをまとめて投稿
６．アルバムで写真を整理
７．写真にタグや位置情報を追加
８．ファンからのコメントに返事
９．メッセージで問い合わせに対応
１０．予約投稿を設定
１１．アクティビティログから投稿を管理
１２．スマートフォンをページ運営に活用
１３．スマートフォンでFacebookページを管理
以上の運営法に必要な機能を順を追って確認していくと、Facebookページの基本的な運営については習得できるようになっています。
本書では、この後さらに集客のための上級テクニックが紹介されていますが、私自身もこれから試してみる段階です。興味のある方はぜひ、本書を手に取ってお読みいただきたいと思います。
Facebookページは、スモールビジネスの経営にとって、今や最も大切な武器になっています。ホームページやブログとともに、個人でブランディングと情報発信をしていくツールとして最適なものでしょう。
「集客がすべて」と言っても言い過ぎにならないくらい、定年前起業や定年起業によるスモールビジネスの経営にとって、集客は大切です。
皆さんもぜひ、Facebookページについて、本書を最初の入り口として学んでみませんか。
では、今日もハッピーな１日を！
