書評ブログ

定年前起業への道 ~ 読書交流会の開催

『定年前起業への道~57歳からの挑戦!』第8回は、読書交流会の開催について報告します。

 

まず、「好きなこと」で起業しようと考えた時に、これまでの自分の人生を振り返り、「何をしている時に自分は一番ワクワクするだろうか」と考えました。

 

改めて人生を振り返ってみる作業は、普段の生活ではなかなかできず、「自分棚卸」を行って、自分が好きなこと、得意なこと、強いことを絞り込む時間は、とても刺激的でした。

 

自分にとっては、以下の4つの「キーワード」が浮かびました。

 

 

1.ハワイ
2.ビジネス書(読書・多読)
3.英語(TOEIC)
4.ファイナンス(経営)

 

 

最も情熱が注げて、これからの人生に求めたいのは「ハワイ」でしたが、起業という観点でビジネスを立ち上げる手順としては、まず「ビジネス書の多読」を軸に行おうと考えました。

 

 

読書の技術、とくに「多読」について、私のやり方に近いのは読書家で有名な齋藤孝さんです。私がとくに感銘を受けて、今も参考にしているのがこちらの書です。

 

 

齋藤孝『大人のための読書の全技術』(中経出版)

 

この本は、2014年12月26日付ブログにて書評を書いています。こちらのリンクからご覧ください!

 

http://bit.ly/1dsUEsB

 

著者の齋藤孝さんは、『声に出して読みたい日本語』『三色ボールペンで読む日本語』などでブレイクした作家で、明治大学教授をしながら朝のTVコメンテーターなどもこなすマルチタレントな方です。

 

『大人のための読書の全技術』の中で齋藤さんは、「読書ほど現代人にとって必要不可欠なものはない」と言っています。読書は自分を磨き、豊かに生きていく力を与えてくれる、ということです。

 

限られた時間の中で多くの本を読むために、「読書術」というスキルが必要になってくる、というのが齋藤さんの主張で、この本では以下のことを書いています。

 

 

1.読書を習慣づけるための秘訣
2.速読の全技術
3.精読の全技術
4.本選びの全技術
5.アウトプットの全技術

 

 

これらの「読書術」というスキルは、まさに私が実践していることと極めて近かったので、深く感銘を受けました。さらに序章では、「なぜ社会人に読書が必要なのか」という理由も述べられていて説得力があります。

 

終章には、社会人が今、読んでおくべき50冊も紹介されています。この本の選択だけは、齋藤さんと私とでは大きく違っていますが。でも、それは「個性」というものでしょう。

 

 

私は社会人になってすぐの頃から、ビジネス書を中心に「年間300冊の読書をする生活を33年間」続けています。読破した書籍は累計1万冊を超えました。これが私の「独自性」かつ「強み」ではないかと思いいたった次第です。

 

そこで私は、自ら実践してきた「ビジネス書の多読」起業の入り口にしようと決めたのです。具体的なビジネスの進め方を考える中で、まずは「読書交流会」という切り口を考えました。

 

自分と同じように、本が大好きな人は世の中にたくさんいるはず、しかも人生に大きな影響を与えた書籍を皆、持っているのではないか、というのがその時に考えた「仮説」です。

 

 

2014年12月27日(土)に第1回読書交流会を開催しました。この時は、「ビブリオバトル」という本の紹介スピーチによって「チャンプ本」を決める競技(本の格闘技)のやり方を採り入れることにしました。

 

投票を行う競技にはせずに、純粋に好きな本を紹介し合う「交流会」として実施しました。当日の参加者は、聴講のみの方も含めて8名、発表者の5名は定員満席でした!

 

初めてのイベント主催で、しかも開始前に30分間のコーヒータイムでの交流を企画したので、ドリップ珈琲の用意が慣れていなくて大変でした。

 

でも、受付の手伝いを買って出てくれた素敵な参加者の女性にサポートしてもらったり、他の参加者の皆さまが温かく会を盛り上げてくださったので、ほんとうに有難かったです。

 

 

実は、当日の参加者で最初に本の紹介スピーチをしてくれた方が、ライター兼カメラマンで、この「読書交流会」を自らのブログで2日間にわたりレポートしてくださいました。

 

「コジマガ」というブログで、当日の会の様子がわかる素晴らしいレポートですので、ぜひ以下のリンクからお読みください!

 

http://kojimagazine.blog.jp/archives/2014-12-27.html

 

http://kojimagazine.blog.jp/archives/2014-12-28.html

 

前編の方か「読書交流会」の前半、5名による本の紹介スピーチ(発表)の様子で、後編は私が行ったミニ・セミナー『大杉潤の年間300冊読む多読法』の様子がレポートされています。

 

ほんとうに臨場感あふれるレポートで、読むと今でも当日の様子が蘇ってきます。

 

 

この第1回読書交流会私の起業の第一歩になりました。参加費は会場費実費のみで、ひとり500円(淹れたてコーヒー付)でした。

 

 

2015年11月1日の「定年前起業」まで、あと159日です。ドキュメンタリーの毎日更新が8日間続きました。

 

皆さまの益々の温かい励ましと応援をどうかよろしくお願いいたします。