本書は、世界にある変化に富んだ美しい庭園をセレクトし、オールカラーの写真とともに紹介した書だ。とくに個性的で美しい世界の庭園42、日本の庭園14が採り上げられている。
それぞれの名庭園には、各国、各時代の 「美」 が象徴されている。入り組んだ生け垣で迷路のように構成される庭、島全体が花畑のような庭園の島、砂や石で風景を表現する日本の伝統的な枯山水庭園など、写真がその魅力を伝えている。
世界の庭園様式として本書では以下のものが紹介されている。
1.イスラム式庭園
2.枯山水式庭園
3.池泉回遊式庭園
4.イタリア式庭園
5.フランス式庭園
6.イギリス式庭園
7.整形式庭園
8.沈床式庭園
本書の構成は、まずアジアの名庭園として、インドのタージマハルを筆頭に、中国(チベット自治区含む)、タイ、シンガポール、韓国の各庭園が紹介されている。
次に日本の名庭園として、宮城県から岡山県までの14庭園、続いてヨーロッパの名庭園だ。ヨーロッパでは、イギリス、オランダ、ドイツ、オーストリア、スイス、フランス、イタリア、スペイン、ポルトガルの名庭園が採り上げられている。
最後に、アメリカ・太平洋の名庭園として、カナダ、アメリカ、コスタリカ、オーストラリアと続く。いずれも、緑の鮮やかさ、花の彩り、紅葉の美しさなど、それぞれに魅力的だ。
まさに、タイトルの通り、絶対に行きたい名庭園ばかりだ。まずは本書で、その魅力を楽しんでもらいたい。スピリチュアルを強化したい全ての人々に推薦したい。