「地縁、社縁、血縁が崩壊して、“ ひとりぼっち ” が急増するニッポンで、無縁死はもはや他人事ではない!」と警鐘を鳴らす書があります。
本日紹介するのは、NHK「無縁社会プロジェクト」取材班が書いた、こちらの書です。
NHK「無縁社会プロジェクト」取材班『無縁社会ー “ 無縁死 ” 三万二千人の衝撃』(文藝春秋)
この本は、2010年1月31日に放送されたNHKスペシャル「無縁社会 ~ “ 無縁死 ” 三万二千人の衝撃」をベースに、番組では放送できなかった膨大な取材メモをもとに大幅に加筆し、再構成したものです。
本書は、以下の8部構成から成っています。
1.“ ひとりぼっち ” が増え続ける日本
2.追跡「行旅死亡人」
3.薄れる家族の絆
4.単身化の時代
5.社縁が切れた後に
6.“ おひとりさま ” の女性たち
7.若い世代に広がる “ 無縁死 ” の恐怖
8.絆を取り戻すために
2010年の夏、日本中で百歳以上の高齢者が次々と所在不明であることが判明しました。いわゆる「消えた高齢者」問題です。
2010年9月5日放送のNHKスペシャル「消えた高齢者 “ 無縁社会の闇 ”」は、大きな反響を呼び起こしました。「ミイラ化・白骨化して発見」という事態に至って、初めて表面化した今回の問題。
それは「血縁の希薄さ」、「雇用の悪化」、「地域のつながりの喪失」といったものが、さらに「家族」という社会の最小単位そのものを孤立化させていたという、やりきれない現実でした。
決して他人ごとではない、誰にでも起こりうる事態が、“ 無縁社会 ” の広がりの中で進行しているという事実は重たいものがあります。
「他人に興味を持たない社会」が広がる今、過去に戻ろうというのは無理にしても、少なくとも「人、そして “ いのち ” を思いやれる社会」であってほしいと、本書は締めくくっています。
あなたも本書を読んで、「無縁社会」の現実を直視する中で、自らの人生設計を考えるキッカケにしませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!