「決められない」ことが、実は仕事のスピードも成果も、すべてを止めている。そんな “耳の痛い真実” を、ロジカルかつ実践的に突きつけてくる一冊です。
本日紹介するのは、1986年京都府生まれ、京都大学経済学部卒業後、金融機関で勤務し、主としてデータ分析業務を担当。専門はデータドリブンによる生産性の向上。退職後、データを活用し、組織の生産性向上および課題解決の支援を行っている。データサイエンス教育総合研究所、京都精華大学、大阪大谷大学で研究員・講師(経営行動科学学会所属)の中村一也さんが書いた、こちらの書籍です。
中村一也『すぐ決められる人がうまくいく』(明日香出版社)
仕事が遅い原因は、能力でも努力不足でもない。足りないのは、たった一つ ―「決める力」。本書は、この一点に徹底的にフォーカスしています。
・判断が遅く、仕事が前に進まない
・会議では盛り上がるが、何も決まらない
・選択肢を前にすると、考えすぎて動けない
・決めた後も後悔が残る
こうした悩みを抱えるビジネスパーソンにとって、まさに “処方箋” となる一冊です。
本書は、以下の8部構成から成っています。
1.なぜ「すぐ決められる人」は仕事が速いのか
2.仕事が速い人の「決める力」4つの基本
3.迷わず「速く決める」技術
4.先送りせずにサッと片付けるための解決策
5.質の高い答えを出す方法
6.すぐに「決められる人」になる「習慣」
7.「決まらない会議」と「対立」を終わらせる
8.AI時代を勝ち抜くための「決める力」
本書の前半では、「決められる人」と「決められない人」の決定的な違いが整理されます。主なポイントは以下の通りです。
◆ 決断の速さが、なぜ成果に直結するのか
◆ 迷い続ける人が陥る思考のワナ
◆ 「完璧を求めること」が生産性を下げる理由
◆ 仕事が速い人に共通する判断基準
◆ 決断を“才能”ではなく“技術”として捉える視点
この本の中盤では、「どうすれば速く、しかも質の高い決断ができるのか」が具体化されます。主なポイントは次の通り。
◆ 迷わないための情報の絞り方
◆ 判断基準を事前に決めておく重要性
◆ 「とりあえず決める」ための思考フレーム
◆ 先送りを生む心理メカニズムへの対処法
◆ 納得感のある答えを出すための考え方
本書の後半では、個人だけでなく、組織・会議・チームに話が広がります。主なポイントは以下の通りです。
◆ 決まらない会議を終わらせる進め方
◆ 意見対立を前向きな決断に変える方法
◆ 決断力を鍛える日常習慣
◆ AI時代に人間が持つべき判断力
◆ データと直感をどう使い分けるか
著者は、データサイエンスを専門とし、組織の生産性向上を支援してきた研究者・実務家です。だから本書では、精神論や根性論ではなく、「再現可能な決め方」が徹底して語られています。
決断は、センスではなく、設計できるスキル。この視点を持てるかどうかで、仕事のスピードも、成果も、そしてストレスの量も大きく変わってくるはずです。
ビジネス書・実用書の書評を毎日発信しているYouTubeチャンネル「大杉潤のYouTubeビジネススクール」でも、仕事の生産性を高める本を多数紹介しています。
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では、今日もハッピーな1日を!【3979日目】