「“二人で迎える老後こそ、最も大きな人生プロジェクトだ”」――そんな力強いメッセージを込めた実践ガイドがあります。
本日紹介するのは、1944年11月30日生まれ、早稲田大学商学部を卒業後に監査法人へ勤務し、1975年に独立して渡辺公認会計士事務所を設立。2004年には税理士法人優和を設立し、東京・京都・埼玉・茨城を統括する理事長を務め、現在は会長。さらに東証一部・二部上場会社の社外監査役や数多くの公益法人、地方公共団体の包括外部監査人、政府系諮問委員会委員などを歴任してきた、公認会計士・税理士の渡辺俊之(わたなべ・としゆき)さんが書いたこちらの書籍です。
渡辺俊之『人生100年 二人で築く老後の戦略』(ビーパブリッシング)
本書は、退職後30年を見据え、夫婦が安心して100年ライフを楽しむための新常識をまとめた “ふたり老後” 完全ガイドです。年金や退職金、相続や事業承継、生活費や介護まで、幅広いテーマを公認会計士・税理士の視点からやさしく解説しています。さらに、家計簿だけでは見えにくい「預金寿命」を一目で確認できるシミュレーションシートをダウンロード特典として用意し、具体的な行動につなげやすい仕立てになっています。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.夫婦でむかう老後の備え
2.税金と老後の経済設計
3.相続税と事業承継対策
4.M&Aと第三者への事業承継
5.事業承継のまとめと次のステップ
6.100年ライフの幕開け – 老夫婦の新たな挑戦
この本の冒頭で著者は、「定年後のお金や暮らしの不安を整理し、二人が安心して老後を楽しむための戦略を立てよう」と呼びかけています。
本書の前半では、「夫婦でむかう老後の備え」および「税金と老後の経済設計」について解説されています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 人生100年時代に必要な老後資金をシミュレーションする
◆ 預金寿命を把握して家計設計を見直す
◆ 年金・退職金にかかる税金の仕組みを理解する
◆ 老後に有効な節税術を学ぶ
◆ 夫婦二人のライフプランを共有することの大切さ
この本の中盤では、「相続税と事業承継対策」および「M&Aと第三者への事業承継」が扱われています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 相続税対策を早めに検討する重要性
◆ 事業承継の多様な選択肢を知っておく
◆ M&Aを活用した承継方法の具体像
◆ 家族の将来を見据えた承継設計
◆ 資産を守りつつ円滑に継承するための工夫
この本の後半では、「事業承継のまとめと次のステップ」および「100年ライフの幕開け」が紹介され、承継後の生活設計や人生の楽しみ方にまで踏み込んでいます。主なポイントは以下の通りです。
◆ 承継後の生活費管理と資産運用の工夫
◆ 健康・住まい・趣味といった生活基盤の整備
◆ 介護や医療への備えを現実的に考える
◆ デジタル活用や地域コミュニティとの関わり方
◆ エンディングノートを活用した“安心の仕組み”づくり
この本の締めくくりとして著者は、「二人で築く老後戦略こそが、100年ライフを笑顔で楽しむための最良の準備である」と述べています。
退職後30年を安心して過ごすための新しい常識をわかりやすく提示した本書は、定年を控えるご夫婦や将来設計に不安を抱える方にとって必読の一冊です。
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では、今日もハッピーな1日を!【3844日目】