「なぜ、あの人は何度もビジネス誌に載っているのか?」――そんな疑問に、明快な答えを示してくれる “実践的PRバイブル” があります。
本日紹介するのは、PR・マーケティングコンサルタントとして、自らも20冊以上の法人向けビジネス誌に掲載された経験を持ち、200社以上の中小企業や個人事業主のメディア戦略を支援してきた木下亮雄さんが書いた、こちらの書籍です。
木下亮雄『コンサルタント・講師のためのPR戦略: ビジネス誌に掲載されて顧客が集まる5つのステップ』(同友館)
この本は、実績やコネがなくても、雑誌に何度も掲載される「専門家のためのPR戦略」を体系的に解説するもので、プレスリリースに頼らず、「企画書」を武器にした独自の手法を伝えています。
この本の冒頭では、「PRとは“発信の仕組み化”である」と定義し、単なる広告や一過性の露出ではなく、継続的に選ばれ続ける専門家になるためのPRフレームワークが紹介されています。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.多くのコンサルタントがプレスリリースで失敗している2つの理由
2.コンサルタントのPRには企画書が有効である
3.経験ゼロからできるメディアへのアプローチ方法
4.コンサルタントのためのマーケティング戦略
5.コンサルタントがPRで集客を促進する方法
6.出版社からリピート依頼されるライティング術
7.成果を生み出した5つの実践例
本書の前半では、「PRがうまくいかない2つの落とし穴」および「企画書の重要性」について、以下のポイントが強調されています。
◆ プレスリリースは企業向けであり、個人の専門家には最適化されていない
◆ PRは“認知活動”であり、セールスとは分けて考える必要がある
◆ メディアが求めるのは「読みたくなる企画」であって、実績や知名度ではない
◆ 雑誌編集者が動くのは、“企画書”という「提案型アプローチ」だけ
◆ 企画書は「専門性×時事性×読者ニーズ」で構成するのが成功の鍵
この本の中盤では、「未経験からメディアとつながる方法」および「雑誌掲載を活かす集客戦略」について詳しく解説されています。主なポイントは以下の通り。
◆ 編集部の“パターン”を研究し、相手の編集会議に合わせて動く
◆ 自分の“強み”を見える化し、メディアに合った言語で発信する
◆ 雑誌掲載の活用は、記事のシェアだけでなく「信頼の名刺化」が重要
◆ 読者の心に届くライティング術は、事例→原理→応用の構成で伝える
◆ PRは「ブランディング→集客→信頼形成」の3段階で考える
本書の後半では、「リピートされる専門家の特徴」および「実際の成功事例」が豊富に紹介されています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 書籍や連載に繋がる人は、「小さな実績の蓄積」と「丁寧な振り返り」ができる
◆ PR活動は“実績の見える化”と“実践知の共有”によって相乗効果を生む
◆ 実名で紹介された5つの専門家は、業界問わずPR戦略で結果を出している
◆ “法人向けビジネス誌”は、BtoBマーケティングで最も効果のある媒体である
◆ 「あなたにお願いしたい」と言われる“選ばれる存在”になることが最大のゴール
この本の締めくくりとして著者は、「PRとは、“人に語りたくなるストーリー”を仕組みにして、継続的に信頼を届ける活動だ」と述べています。
才能ではなく、行動と知識で結果を出す――そのプロセスを惜しみなく公開した本書は、まさに「専門家PRの教科書」と呼ぶべき内容です。
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では、今日もハッピーな1日を!【3773日目】