「立ちどまると、思い出す。歩み続けている時、不安は忘れている。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1959年生まれ、早稲田大学第一文学部演劇科卒業、博報堂に入社してCMプランナーとして活躍した後、1991年に独立して株式会社中谷彰宏事務所を設立、ビジネス書から恋愛エッセイ、小説まで多岐にわたるジャンルで数多くのベストセラーを生み出している中谷彰宏さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
中谷彰宏『期待より、希望を持とう。』(自由国民社)
この本は、次の3人に向けて書かれた書です。
◆ 心が折れそうになっている人
◆ 不安を乗り越えて、希望を手に入れたい人
◆ 心が折れそうな大切な人を、助けたい人
本書は以下の9部構成から成っています。
1.まえがき
2.「希望する心」を持とう
3.「振り回されない心」を持とう
4.「相手を想う心」を持とう
5.「イライラしない心」を持とう
6.「未来を考える心」を持とう
7.「変化を楽しむ心」を持とう
8.「嫌われない」ではなく、「愛する心」を持とう
9.あとがき
この本の冒頭で著者は、「期待する人は、褒めてもらえることを望んでいます。」「希望する人は感謝することができるのです。」と説明し、「期待するより、希望を持とう。」と呼び掛けています。
本書の前半では、「希望する心を持とう」および「振り回されない心を持とう」について、以下のポイントを紹介・説明しています。
◆ うまくいかなかった時、続けることができる希望する人は夢を叶える
◆ 期待する人は、問題に解決を望んでいない
◆ 厳しいことを言われた時、希望する人は感謝する
◆「不安はなくならない」と開き直る
◆ 視野を広く持つことで、日々に振り回されない
◆ 視野には、時間の視野、空間の視野、人間の視野の3つがある
◆ コツコツができる人は、心が折れない
◆ 結果が出ない時に諦めない人が、人生の油田を当てます
この本の中盤では、「相手を想う心を持とう」「イライラしない心を持とう」および「未来を考える心を持とう」について考察しています。主なポイントは次の通り。
◆ 相手の気持ちを優先すれば、視野は結果として広がる
◆ 商品は、技術ではなく、自分の魅力
◆ 不安を取り除くより、幸福感を感じるほうが不安でなくなる
◆「優しい」の反対は、「恥ずかしい」
◆ 言葉より、気持ちを受け取ると、イライラしない
◆ 相手の課題より、自分の課題に集中する
◆ 安心ゾーンに居続けると、不安は大きくなる
◆ 結果よりも、行動を優先する
◆ 未来は、過去と切り離して考える
◆ トラウマより、夢を語ろう
◆ 不安ではなく、課題に向き合う
◆ 憧れは、結果をマネする、リスペクトは努力をマネする
◆ 自分の「行動への自信」ではなく、自分の「人生への自信」を持つ
◆ 才能や運よりも、自信のある人がうまくいく
◆ 自信のない人ほど、比較して、自信をなくす
◆ 嘆くより、対処する
本書の後半では、「変化を楽しむ心を持とう」および「嫌われないではなく、愛する心を持とう」について紹介・解説しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 日常の目標を、持つ
◆ 貯金は不安を解消しない、勉強と体験が不安を乗り越える
◆ 心が折れる人は、会話が途切れない
◆ 心が折れる人は、「おしゃれでないお客さん」が多い
◆ 不安があるのは、自由がある証拠
◆ 不安に弱い人は、オリの中のライオンを恐れる
◆ 不安に弱い人は、不安より不幸を選ぶ
◆ 右肩下がりの時は、これまでの蓄積の幸せを味わう
この本の巻末には、中谷彰宏さんの作品一覧が掲載され、主な著書を確認することができます。
あなたも本書を読んで、「心が折れない88の方法」を学び、実践してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【3011日目】