「私は1分でも1秒でも速く仕事を片づけていく方法を、日々研究し、実践しているのです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1968年北海道生まれで、建設会社役員、税理士、大学講師、時間管理コンサルタント、セミナー講師、ビジネス書著者と6つの仕事を掛け持ちするスーパーサラリーマンの石川和男さんが書いた、こちらの書籍です。
石川和男『ワークブック 仕事が速い人は、「これ」しかやらない ラクして速く成果を出す「力の抜き方」』(PHP研究所)
この本は、著者の前作『仕事が速い人は、「これ」しかやらない』(PHP研究所)の図解&ノート版で、ビジュアルが目に飛び込んできてイメージしやすくなる書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.仕事が速い人の「7つのルール」
2.作業効率が劇的に上がる最速「タスク処理」メソッド
3.もう仕事を抱え込まない「コミュニケーション」の秘訣
4.1秒でもムダにしない「チーム仕事」が速くなるコツ
5.「0→1」を最速で生み出すクリエイティブ思考術
6.自分の時間が増える「すぐやる人」の習慣
この本の冒頭で著者は、「仕事が速い人」と「遅い人」の決定的な違いは、「注力すべき仕事を見極め、その仕事を最速で片づける能力、そして、そうではない仕事は、うまく人に任せる能力」と述べています。
本書の前半では、「仕事が速い人の7つのルール」について、次の7ポイントを挙げて順に説明しています。
◆ あらゆる仕事に「期限」を決めよ
◆ 仕事が速い人は「5秒」で動く!
◆ 動きながら考えよう
◆ すべての仕事を「細分化」せよ
◆ 他人の時間を「任せる力」で上手に使う
◆ 仕事は「時給」で考える
◆ やらないことを決める
この本の中盤では、「作業効率が劇的に上がる最速タスク処理メソッド」「もう仕事を抱え込まないコミュニケーションの秘訣」および「1秒でもムダにしないチーム仕事が速くなるコツ」について解説しています。主なポイントは以下の通り。
◆「やることノート」に赤丸を埋めていく
◆「15分間」のサイクルがコツ
◆ 自分の予定を最優先する
◆「数字」で伝えることでコミュニケーションのミスを防ぐ
◆「感情」の変化が仕事の効率を上げる
◆ 人格ではなく行動を叱る
◆ 探し物の9割は減らせる
◆「目標」「目的」「期限」「数字」の4つをメンバーで共有
本書の後半では、「0→1を最速で生み出すクリエイティブ思考術」および「自分の時間が増えるすぐやる人の習慣」について考察しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 良いアイデアは「人との会話」から生み出される
◆「6W3H活用法」で抜け漏れが一切なくなる
◆「朝時間」は緊急ではないが重要な仕事をやる
◆ 究極の期限を決めると、自ら進んで行動する力がつく
◆ 仕事が速い人は本の力を知っている
このワークブックのもとになっている前作はこちらです。詳細の解説が分かりやすく、併せて読むことをお薦めします。
この本の締めくくりとして著者は、「1日は24時間しかありません。ムダなこと、余計なことをしている暇はありません。」と述べています。
そして次のメッセージを届けてくれています。
「私が6つの仕事をしているのは、人生を楽しみたいから。会社員人生も送りたいし、税理士として多くの人の相談にものりたい、大学で学生に経済について伝えたい、セミナーを行って執筆をしてコンテンツを世に広めたい。」
あなたも本書で提唱している「これしかやらないコツ」を見つけ、空いた時間を充実した人生のために過ごしてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2778日目】