「丸と棒でできた『棒人間』。かんたんに描けそうだけど、やってみると意外と難しい!」と述べて、ビジネスにも役立つ「棒人間の描き方」を解説している本があります。
本日紹介するのは、武蔵野美術短期大学油画卒業、ファッションイラスト専門会社、リクルートFromAにてイラストレーターとしての経験を経て、その後フリーランスになり、2015年から棒人間の描き方教室を全国各地で開催しているMICANOさんが書いた、こちらの書籍です。
MICANO『棒人間図解大全ー仕事に使える!』(自由国民社)
この本は、仕事に使える、やさしいアウトプット&コミュニケーション術である「棒人間」の描き方をゆるくまじめに解説している書です。
本書は以下の10部構成から成っています。
1.準備
2.基本
3.言葉
4.動作
5.感情
6.進化
7.区別
8.遠近
9.漫画
10.展開
この本の冒頭で著者は、棒人間を描くのに必要なものとして、以下のものを挙げています。
◆ 機能優先の消しゴム
◆ シャープペンシル、2Bの芯(低い筆圧で書ける)
◆ A4サイズ500枚入りコピー用紙(安価で描きやすい)
続いて本書の前半では、準備、基本および言葉ついて説明しています。主なポイントは以下の通り。
◆ 道具、体、心の準備
◆ 頭部を描く、脊椎を意識する、手足をつける
◆ マンガ符号の使い方、動線の使い方
この本の中盤で著者は、動作、感情および進化について、次のようなポイントを解説しています。
◆ 膝とバランス、座る、寝る
◆ 喜怒哀楽、様々な気分
◆ 棒を使う、丸を使う、四角を使う
本書の後半では、区別、遠近、漫画、そして展開について棒人間の描き方を説明しています。主なポイントは以下の通りです。
◆ 年齢、性別、所属
◆ 前後の距離、物理と心理、3次元へ
◆ 単数から複数、単語から文章、文章から漫画
◆ 日常に生かす、仕事に使う、慣用句で遊ぶ
この本の最後では、素材について考察されています。主なポイントは次の通り。
◆ 棒人間の絵日記をつけてみましょう
◆ ポーズに悩むときはこの図典を参考に!
この本の締めくくりとして著者は、「棒人間を思いのままに操りたいなら、漫然と描き写すのではなく、仕組みやバランスなどを考え、理解しながら描く練習をしましょう。」と述べています。
あなたも本書を読んで、ビジネスミーティングや外国人との会話に便利に使える「棒人間」を、身についた道具として使ってみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!【2556日目】