「まさに50代は自分の人生を完成させるために、ゴールを意識する年代だといえるかもしれません。」と述べて、50代をどう過ごすべきかという人生の戦略について記した本があります。
本日紹介するのは、1960年東京都生まれ、同志社大学大学院神学研究科修了の後、外務省入省、在ロシア連邦日本国大使館勤務、その後本省で主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍、2002年に背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、2009年に有罪確定(執行猶予付き)、現在は作家として活動している佐藤優さんが書いた、こちらの書籍です。
佐藤優『50代からの人生戦略』(青春新書インテリジェンス)
この本は、人生の折り返し地点は過ぎた50代からは、人生の「残り時間」から考えた生き方や人生戦略を考えるべきだとする問題意識で書かれた書です。
本書は以下の6部構成から成っています。
1.50代からの「残り時間」
2.50代からの「働き方」
3.50代からの「職場の人間関係」
4.50代からの「お金」
5.50代からの「家族関係」
6.50代からの「自分磨き」
この本の冒頭で著者は、50代からの時間の使い方について、「残り時間」を意識して、以下のように留意すべきだと提唱しています。
◆ 新しい語学は身につかない
◆「第二の収入源」を模索する
◆「したいこと」と「やるべきこと」を5つずつ挙げて重なることを見つける
◆ プライベート時間は優先的に確保
◆ 何もしない「バッファ時間」も必要
◆ “ 終わり ” を意識して生きる
また、働き方や職場の人間関係について、50代からは次のような留意点がある、と説明しています。
◆ がんばらない働き方のすすめ
◆「選択と集中」で人間関係を再構築する
◆ 同窓会は人脈再構築のいい機会
◆ モーレツ社員はいつか「燃え尽き社員」に
◆ 組織の悪と戦ってはいけない
◆「待つ力」で社内政治を勝ち抜く
◆ 信頼関係の積み重ねがあとで生きてくる
◆ 職場の敵には立ち向かう
本署の後半では、50代からの「家族」や「自分磨き」について、以下のポイントを挙げています。
◆ 50代からは家族と友人を中心に
◆ 夫婦の形が変わろうとしている
◆ シングルで老後を迎えることのリスク
◆ 50代が人間関係を壊す二大要因は「性」と「お金」
◆ 教養レベルの低下の原因は、戦後の教育改革
◆ 見た目より頭のアンチエイジングを
◆ ビジネスの世界にこそ、利他の精神を
◆ 逆境でこそ、時の流れを見定める
あなたも本書を読んで、今ある武器をどう生かすかを中心に、50代からの人生戦略を考えてみませんか。
2020年4月28日に、YouTubeチャンネル『大杉潤のYouTubeビジネススクール』【第78回】50代からの人生戦略、にて紹介しています。
毎日1冊、ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。
では、今日もハッピーな1日を!