仕事のストレスでつらい思いをしている人が、少しでも楽になれるために、「心の不調の予防」に着目して、ストレスをためる仕事の問題とセルフケアの方法を紹介している本があります。
本日紹介するのは、株式会社ジャパンEAPシステムズ代表取締役社長で臨床心理士、精神保健福祉士、1級キャリアコンサルタントの松本桂樹さんと、同社取締役・顧問で、医学博士、精神科専門医の米沢宏さんが監修した、こちらの書籍です。
米沢宏・松本桂樹 監修『マジ会社に行きたくないんですけど・・・』(そらふブックス)
この本は一般の書店ではなく、コンビニで販売される書籍となっていますが、以下のような人に読んでほしい本だ、と著者は記しています。
◆ 悩みを打ち明ける相手がいない
◆ 職場で自分が認められない
◆ 上司とそりが合わない
◆ やりたい仕事ができない
◆ ついつい仕事を頑張り過ぎてしまう
◆ 長時間残業が続いて睡眠不足ぎみ
本書は以下の2部構成から成っています。
1.ストレスをためる仕事の問題と対応策
2.気をつけよう!その異変、心の病かも
上記の章には、それぞれ25のケース、14のケースがイラスト漫画入りで紹介されていて、その対応策および「ワンポイントアドバイス」がまとめられています。
最初の章では、仕事の問題が取り上げられていますが、私がとくに注目し、印象に残ったケースは以下の通りです。
◆ 上司の無茶なお願いを断れない
◆ 仕事がうまくいかず、自身が持てなくなってきた
◆ 後輩や同僚の活躍を喜べない
◆ 自分のキャリアに焦りを感じている
◆ リーダーになったが、部下をうまく引っ張れない
◆ 最近、何となくやる気が出ない
◆ 自分が何をしたいのか、よくわからない
◆ 土日は寝てばかりで、月曜の朝がつらい
続けて、次の章では疑われる「心の病」について、次のケースを挙げて説明している部分はぜひ、注目してほしい観点です。
◆ 環境変化をきっかけに起きやすい「適応障害」
◆ 憂うつな気分がダラダラと続く「気分変調性障害」
◆ 人が変わったようによくしゃべる「双極性障害」
◆ 突発的な発作がある「パニック障害」
◆ 心の乱れが体の不調として現れる「過敏性腸症候群」
◆ 理由がわからない身体の不調で疑いたい「自律神経失調症」
◆ 一つの作業にこだわり、うつ病を併発することも多い「アスペルガー症候群」
◆ 注意散漫と言われ、10人に1人に傾向が出る「ADHD」
また本書では、以下のテーマでCOLUMN(コラム)が掲載されていて、参考になります。
◆ ネガティブ思考をやめるコツ
◆ 自分を見つめなおす5つの質問
◆ 不調の時は睡眠を見直そう
◆ 簡単にできるストレス軽減策
◆ 身近な人の異変に気づいたら
◆ 病を悪化させないために
◆ 専門医にかかる際に気になること
この本の巻末には、「困ったら頼りたい電話相談窓口」および、監修者プロフィールが掲載されています。
あなたも本書を読んで、「25のセルフケア」で、疲れた心を楽にしてみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!