「仕事のミスを防ぐ『命綱の役目』。実は誰でも手に入れることができます。あなたの中に眠っている『命綱』に気が付かず、使っていないだけなのです。」と述べている本があります。
本日紹介するのは、1965年大阪生まれ、大学卒業後は証券会社に勤め、日本語教師(台湾~北京在住)を経て、両親の経営する株式会社基陽へ入社、2014年代表取締役に就任した藤田尊子さんが書いた、こちらの書籍です。
藤田尊子『ミスを成果に変える-命綱を作っている女性社長の仕事術』(自由国民社)
この本は、建設マンの安全を守る「命綱」を製造する会社が、より良い製品づくりのためにはメンバーの働く環境が大切であることに気づき、改善を重ねることによって、内閣府主催「女性のチャレンジ賞」や、「ホワイト企業大賞特別賞」を受賞するなど、仕事のミスを防ぎ、心に余裕を持って安心して仕事に取り組めるようになった道のりを記した書です。
本書は以下の7部構成から成っています。
1.ミスが起きやすい魔の時を知る
2.ミスの注意信号はこうしてキャッチせよ
3.ミスの芽を摘む仕事の進め方
4.ミスを防ぎ、成果を上げる意識づくり
5.ミスを防ぎ、成果を上げるチームワーク
6.ミスを防ぎ、成果を上げる改善のすすめ
7.ミスが起きても、成果に変えていく方法
ミスはなぜ起こるのかを考えた時、ミスには次の理由が潜んでいる、と著者は述べています。
◆ 油断-気をゆるめて、注意を怠ること
◆ 慢心-おごり高ぶること、またその心
◆ 過信-価値・力量などを実際よりも高く考え、信頼しすぎること
次に、ミスの原因が分かったうえで、働く上で必要な能力として、「人間力」を挙げ、次の5項目を基盤として著者の会社では考えています。
◆ 心と体の健康の安定と維持ができる意思能力
◆ 愛のある人間性を発揮できる能力
◆ 自発的に学び、前向きに取り組み、本気で解決する能力
◆ 世のため、人のため、自分の力を生かそうと行動する能力
◆ あるべき姿を描き、自発的に課題形成する能力
さらに、ミスの芽を摘む仕事の進め方や、成果を上げるチームワーク、成果を上げる改善のすすめについて記しています。
そして以下の「3つの視点」で考えることが重要です。
1.鳥の目
2.虫の目
3.魚の目
それぞれ、改善のポイントを見つけ、見える化する取り組みをしていて、それが重要だと著者はいいます。
本書の最後では、ミスが起きても成果に変えていく方法を説明しています。
あなたも本書を読んで、「すべては授かりもの」として考え、「幸せになるため」に生まれてきたことを、改めて確認してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を!