「毎日の “ 片づけ ” が脳を活性化して、認知症の予防になるとしたら、とても魅力的ではありませんか?」と提唱している本があります。
本日紹介したいのは、これまでに800件の片づけられない家の問題を解決し、親の家と自分の家を片づける「大人片づけ」を考案した、高橋和子さんが書いた、こちらの新刊書籍です。
高橋和子『ボケない片づけ-一生自分で片づけられる5つのステップ』(CCCメディアハウス)
この本は、「毎日の生活を維持するために、何気なくやっている片づけでも、実は脳をフル稼働させている」ことを説明し、「毎日の片づけ」が最高の脳トレになる、と説いています。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.片づけが脳トレになるワケ
2.誰でも簡単にできる 脳ササイズ片づけトレーニング
3.実践!認知機能を鍛える片づけ上手「5つの実践ステップ」
4.脳ササイズ片づけトレーニング 5つの特徴
5.【事例】片づけステップを実践して、脳も家も活性化
本書の冒頭で著者は、脳の活性化には「楽しく」というのが最重要のキーワードで、こういったポジティブな感情とともに片づけることで、脳の活性化ができる、と述べています。
そして、「片づける力はトレーニングで身につく」というのが本書の主張で、次の「5つのステップ」をクリアする、認知機能を鍛える「脳ササイズ片づけトレーニング」と呼んでいます。
1.カトラリーの引き出し
2.下着の引き出し
3.下駄箱
4.冷蔵庫上段
5.テーブルの上(書類の片づけを含む)
著者の片づけセミナーには、年間1000人以上が参加しますが、ほぼ全員が「自分で片づけたい!」と言うそうです。自分で片づけることには、以下のメリットがあるからです。
◆ 片づけの主役は自分
◆ どこに何があるか自分で把握できる
◆ 維持しやすい
この本の中盤では、次の「脳ササイズ片づけ3点セット」を使って、実際に「5つのステップ」をどう進めていくかを、写真やメモの事例を使いながら、具体的に紹介しています。
1.Before 片づけメモ
2.実践ステップ 実際の片づけトレーニング
3.After 片づけメモ
本書で紹介する「脳ササイズ片づけトレーニング」では、以下の「3つの認知機能」を鍛えられる、としています。
◆ 海馬の機能を使った「エピソード記憶の想起」
◆ 前頭葉の機能を使った「注意分割機能」
◆ 前頭葉の機能を使った「計画力(思考力)」
詳しい説明は、ここでは敢えて書きませんので、興味のある方はぜひ、本書を手に取ってお読みください。さらに、このトレーニングの結果として、①経済的効果、②時間的効果、③精神的効果により、日常生活が快適に過ごせるようになります。
また、習慣化したい「片づけの基本10」が、本書には以下の通り、紹介されていて参考になります。
1.使ったものを元に戻す
2.床の上に置きっぱなしのものを片づける
3.朝起きたらパジャマやベッドをきれいに整える
4.朝食が済んだらテーブルの上を整える
5.職場のデスクを終業時に片づける
6.今日履いた靴を玄関に揃える
7.バッグやカバンの中を毎日片づける
8.今日着た服をハンガーに掛ける
9.自宅の書斎や子ども部屋の机を寝る前に片づける
10.夜寝る前に、テーブルの上を毎日片づける
この本の最後には、片づけステップを実践して、脳も家も活性化した事例が12名、紹介されていて、実際のイメージが湧いてきます。
あなたも本書を読んで、50代からの長い人生をより充実させてみませんか。
2020年4月4日に、YouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』【第54回】ボケない片付けとは?にて紹介しています。
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では、今日もハッピーな1日を