「私たちの人生は、すべて自問自答に左右されています。」と説いている本があります。
本日紹介するのは、一般社団法人コーチングカレッジ代表理事で、無名講師をプロデュースして短期間でトップ講演家やベストセラー作家にするなどの実績を誇る堀江信宏さんが書いた、こちらの書籍です。
堀江信宏『人生の悩みが消える自問力-「5つの質問」と「自問自答」ですべてが好転する』(ダイヤモンド社)
この本は、人気プロコーチである著者が、満たされない感情が作り出したニセの願望にとらわれずに「本当の願望」に気づくための「5つの質問」や「自問自答」のメソッドを伝え、どんな悩みも解決するようにするためのものです。
本書は以下の4部構成から成っています。
1.自問力があなたの人生を決める
2.あなたの悩みを解消する自問力の使い方
3.ニセの願望にだまされるな
4.自問力を身につければ、自分をもっと幸せにできる
本書の冒頭で著者は、「人間は1日に3万回から4万回も自分に質問し、自分に答えている」ことを紹介しています。
私たちが無意識の中で自分自身に対して最初に投げかける質問を、コーチングの世界では「プライマリー・クエスチョン」と呼ぶそうですが、物事が「うまくいく人」と「うまくいかない人」の差は、この「プライマリー・クエスチョン」の違いにある、ということです。
具体的には、以下の2つのクエスチョンの違いです。
◆ 「自分にできるかな?」
◆ 「どうすれば自分にできるだろう?」
言うまでもなく、後者の質問が習慣になっている人は、つねに問題解決の手段を探し続け、仕事で成功しやすいのです。
次に本書では、以下の「5つの質問」が、あなたを正しい答えに導く、として自問自答を推奨しています。
1.「自分が得たい結果は何だろう?」
2.「どうして、自分はそれを得たいのだろう?」
3.「どうしたら、それを実現できるだろう?」
4.「これは、自分の将来にとってどんな意味があるだろう?」
5.「今、自分がすべきことは何だろう?」
これら「5つの質問」パターンで、自問自答を繰り返していくことが大切だ、と本書では述べています。
そして本書の中盤以降では、「自問力」の使い方や、ニセ願望にだまされないようにするのはどうすればよいかが記されていて参考になります。
本書の中では、著者の堀江信宏さんが「がん宣告」を受けて、それを自問力によって乗り越え、また闘病中に多くの方々の励ましの言葉が「自問自答」に影響を与えたことを公開しています。
医師の井上裕之さんや作家の本田健さんなど、温かい言葉に励まされ、「自問自答、つまり思考とは、自分一人でするものではなく、多くの人との「つながりでつくられるものだ」と述べています。
そして、「人間関係の質が、思考の質である」と、著者は述懐しています。本書で解説されている「自問自答の技術」は、こうした著者の経験を踏まえて体系化されたもの、と言えるでしょう。
あなたも本書を読んで、「自問力」を身につけることで人生の悩みを解決していきませんか。
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では、今日もハッピーな1日を