「声、言葉、印象がもっと魅力的に変わる」方法を具体的に教えてくれる本があります。
本日紹介するのは、大和証券勤務を経て、アナウンサー歴22年、NHKにてディレクターの経験もある、フリーアナウンサー兼スピーチコンサルタントの倉島麻帆さんが書いた、こちらの書籍です。
倉島麻帆『CD BOOK <引きつける>話し方が身につく本』(明日香出版社)
この本は、イラストや付属のCDを使いながら、非言語コミュニケーションと言われる「言い方」や「声の出し方」、「表情」、さらには無意識にとっている「行動」や「しぐさ」などを変えることによって、相手を引きつけ、伝わりやすくなる方法が学べます。
著者によれば、本書を読んだら、次のことができるようになります。
◆ 相手に誠実さ、信頼性が伝わります
◆ あなたの提案に説得力が増します
◆ 会話が盛り上がります
◆ 生き生きとした声が手に入ります
◆ 大事な場面で過度な緊張をしなくなります
本書は以下の7部構成から成っています。
1.聴き取りやすいきれいな声の出し方
2.相手の心を動かす話し方「4つのスキル」
3.好印象をもたらす聴き方・話し方のコツ
4.好感度が増す表情のつくり方
5.話に引きつける身体の動かし方
6.相手が耳を傾ける話し方
7.あがり症にサヨナラする方法
この本ではまず、姿勢や腹式呼吸による、声の出し方から説明が始まります。現在は、記録に残すためなどにより、隣りの人とさえも話をせずにメールで済ませてしまう人が多くいます。
そうすると、話すための筋肉は衰えてしまい、いい声が出せない、と著者は言います。
そして、滑舌・発生トレーニングによって、「信頼感」と「説得力」のある声になる、と本書では具体的な訓練法を紹介しています。
次に、プロのアナウンサーが意識している表現力アップの「4つのスキル」を以下の通り紹介・説明しています。
1.抑揚(イントネーション)
2.強調(プロミネンス)
3.間(ポーズ)
4.緩急(チェンジオブペース)
さらに本書の中盤以降では、ビジネスフレーズ、聴き方・話し方のコツ、好感度が増す表情のつくり方、身体の動かし方など、さまざまな言語以外の要素について、丁寧に説明しています。
本書の終盤では、「伝え方」の技術として、わかりやすく説明する方法や、話の順序、数字を入れる、などの手法を解説していますが、「最後はやっぱり情熱・想いが大切」と著者は述べています。
最後に、あがらないための各種方法・工夫を紹介・解説していますが、いつでもどこでもリラックスして、且つ集中できる方法があり、シュルツ博士の「自律訓練法」と、そのやり方を学べば、あなたも「あがり症」からサヨナラできるでしょう。
トレーニングによって、魅力ある話し方を身につけたいビジネスパーソンにはぜひ本書を読んでテキストにすることをお薦めします。
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では、今日もハッピーな1日を