「マッキンゼー、BCGなどの外資系コンサルタントや東大合格生など、頭がいい人はみんな “ 方眼ノート ” を使っています。」と説明している本があります。
本日紹介するのは、メーカー勤務の後、戦略系コンサルティングファームにて、のべ2万人に「ノートスキルの指導」を実践してきた経営コンサルタントの高橋政史さんが書いた、こちらの書籍です。
高橋政史『頭がいい人はなぜ、方眼ノートを使うのか?』(かんき出版)
この本は、なぜ「頭がいい人」は方眼ノートを使うのか、という問いに対して、以下のように冒頭で答えています。
「それは、方眼ノートがタテ・ヨコの線を “ ガイドライン ” にして図や表、グラフ、絵が描きやすいからです。その結果、視覚的なノートになり、パッと見ればすぐにわかる理解しやすいノートになるのです。」
つまり、ノートは単にメモする「道具(ツール)」以上のパワーを秘めている、ということです。
本書は以下の5部構成から成っています。
1.人生を変えたければ「ノート」を変えよう!
2.マッキンゼーのコンサルタントが必ず使う「マッキンゼーノート」の秘密
3.人生の基本!「勉強ノート」をきわめる
4.仕事ノートは「捨てる!」ノート
5.一生の武器になる!「プレゼンノート」をきわめる
本書の冒頭で著者は、方眼ノートを使う「6つの効果」を以下のように紹介しています。
◆ 記憶力がアップする
◆ ロジカルシンキングができる
◆ 問題解決能力が高まる
◆ プレゼンがうまくなる
◆ モチベーションが上がる
◆ 勉強力が高まる
また本書では、方眼ノートは、使っているだけで情報を整理する力が養われていき、しだいに思考力が深まり、発想力まで鍛えられ、本当に頭がよくなっていく機能が潜んでいる、としています。
そのポイントは、「フレーム=思考整理の本棚」ということで、世界のトップエリートが実践する、以下の「黄金の3分割」を紹介しています。
1.事実(=板書)
2.解釈(=気づき)
3.行動(=要約)
これは例えば、アクセンチュアでは、①タイトル、②ポイント、③アクション、という「ポイントシート」と表現し、マッキンゼーでは、①空(=事実認識)、②雨(=状況解釈)、③傘(=行動・提案)、というフレームを使います。
いずれにしても、3分割して、ファクト(事実)をもとにして論理的に思考していくのです。
また、頭がよくなる「ノート3法則」として、①見た目、②見出し、③3分割、を挙げています。
さらに、意外に知られていない「ノートの3大機能」として、以下の3つを紹介しています。
1.覚えるノート(勉強ノート)
2.考えるノート(仕事ノート)
3.伝えるノート(勝負ノート)
本書の後半では、具体的なノートの書き方のポイントなど技術面や、プレセンノートとしての使い方が説明されていて、参考になります。
あなたも本書を読んで、「方眼ノート」の優れた点を理解し、活用してみませんか。
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では、今日もハッピーな1日を