書評ブログ

『幸せな老後は64歳までに決まる』

「少しでも早く老後の生活設計を始めてください。定年後に慌てても、その時はすでに時遅しになっているかもしれません。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、慶應義塾大学卒業、文化放送のパーソナリティから民放各局のテレビ、ラジオ番組に出演、その後テレビ番組制作会社を経営し、現在はジャーナリスト、コラムニスト、作詞家、心理カウンセラー、肥満予防健康管理士として活動する橋本テツヤさんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

橋本テツヤ『幸せな老後は64歳までに決まる』(双葉社)

 

 

この本は、高齢者予備軍も含めて、老後生活をあらゆる角度から考察し、老後を幸せに楽しく生きる方法、健康で若々しい老後生活を送る秘訣を分かりやすく解説した書です。

 

 

 

本書は以下の10部構成から成っています。

 

 

1.はじめに 64歳までに準備する「幸せな老後生活」

 

2.老後に差がつく「64歳までの準備」

 

3.64歳からの「理想的な生活」

 

4.物忘れしない脳をつくる

 

5.老化に負けない体をつくる

 

 

 

6.100歳まで元気に生きる秘訣

 

7.知っておくべき「老後生活のリスク」

 

8.幸せな老後のための「夫婦関係」

 

9.「幸せな最期」は自分自身で決めておく

 

10.ただ生きるだけではなく、より善く生きる

 

 

 

この本の冒頭で著者は、定年後の「幸せな老後」のためには64歳までの準備が大切だとして、以下のポイントを挙げています。

 

 

◆ 定年後の「ライフプラン」を50代前半のうちに作っておく

 

◆ 定年後の「やりたい仕事」をノートに書き出し、消去法で絞る

 

◆ 自分がやりたかった職業や夢にチャレンジしてみる

 

 

 

◆「生きがい」は自分で手にする

 

◆「ありがとう」の回数で老化現象が分かる

 

◆ 外出時は人目を意識する

 

 

 

続いて本書の前半では、老化に負けない脳や体をつくり、100歳まで元気に生きる秘訣を次の通り、提言しています。

 

 

◆ 五感を鍛えると脳が若返る

 

◆ 指先喚呼が物忘れ防止に役立つ

 

◆ 笑わなくなったら老化現象の表れ

 

◆ 歩幅を気にして歩く

 

 

 

◆ 空腹は細胞を活性化して若返らせる

 

◆ 野菜の王様ブロッコリーでパワフルに生きる

 

◆ 質の良い睡眠で「幸せホルモン を分泌

 

◆ 歯1本で健康寿命が1年延びる

 

 

 

◆ 感情の老化を防ぐ

 

◆ 望遠鏡効果に注意する

 

◆ イライラしたら深呼吸

 

◆ 常に10メートル先を見ながら歩く

 

 

 

この本の後半では、老後生活のリスクや、幸せな老後のための「夫婦関係」「自分の最期」について、以下の通り著者の見解を紹介しています。

 

 

◆ セクハラかどうかの境界線に注意

 

◆ 借金の申し出は断固断る

 

◆ 愚痴や悪口を言わない

 

◆ 夫婦で共通の趣味を持つ

 

 

 

◆ 人生を振り返るエンディングノートを書く

 

◆ 墓はどうするか考えておく

 

◆ 旺盛な食欲は健康な生活の源

 

◆ 高齢者になる前、現役世代の64歳までに老後生活の準備を

 

 

 

この本で提唱している現役時代(64歳まで)の準備については、拙著『定年後不安 人生100年時代の生き方』(角川新書)で私が提唱している「トリプル・キャリア」のための「戦略的な準備」と共通するところが多く、共感しました。

 

 

 

 

 

あなたも本書を読んで、人生100年時代に備えた準備64歳までにしっかり行い、「幸せな老後」を送ってみませんか。

 

 

 

2020年5月11日に、YouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』【第91回】64歳までに決まる「幸せな老後」にて紹介しています。

 

 

 

 

 

毎日1冊、ビジネス書の紹介・活用法を配信しているYouTubeチャンネル『大杉潤のyoutubeビジネススクール』の「紹介動画」はこちらです。ぜひ、チャンネル登録をしてみてください。

 

 

 

 

では、今日もハッピーな1日を!