『AI以後-変貌するテクノロジーの危機と希望』

2019.10.21 (月)

「AI時代のリアルを気負うことなく、しかし着実にイメージし続けることが大事であり、そうした向き合い方を保ち続けられてこそ、真の意味で新たな技術に可能性を見出し、時代の社会の変化、そしてその中にあっての自らの生き方まで射程に入れて、構想することができる」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、NHKエンタープライズ番組開発エグゼクティブ・プロデューサー丸山俊一さんとNHK取材班が書いた、こちらの書籍です。

 

 

丸山俊一NHK取材班『AI以後-変貌するテクノロジーの危機と希望』(NHK出版新書)

 

 

この本は、NHKのEテレにて放送した「人間ってナンだ? 超AI入門 特別編 世界の知性が語るパラダイム転換」というシリーズで語った異ジャンル4人の知見をまとめた書です。

 

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.意識 AIはどこまで信頼できるか-マックス・テグマーク

 

2.倫理 AIに正義は決められるか-ウェンデル・ウォラック

 

3.自律 AIが心を持つと何が起きるか-ダニエル・デネット

 

4.進化 AIで人間は何者になれるか-ケヴィン・ケリー

 

5.「逆転の発想」がもたらす視界(丸山俊一)

 

 

 

今回の特別編に出演した4人に共通するのは、AIという時代のテーマに「期せずして」遭遇していることだ、と著者は述べています。

 

 

 

4人はそれぞれ、次の異なる分野からAI研究の世界に入っています。

 

 

◆ :マックス・テグマーク:  宇宙物理学から、数学的思考で人間とAI、意識とAI、AIの安全性研究

 

◆ ウェンデル・ウォラック: インド放浪、起業などから、ロボットに倫理を教える試みを研究

 

◆ ダニエル・デネット: コンピュータと哲学を研究し、神経学者としてAIの「心」について研究

 

◆ ケヴィン・ケリー: 『ホール・アース・カタログ』の編集から、シリコンバレー文化の先導者として説明可能なAIを研究

 

 

 

まず最初のマックス・テグマークの主張および著書は以下の通りです。

 

 

◆ AGI(汎用人工知能)が誕生したら、私たちの生活は一変する

 

◆ 意識を持つAIと意識を持たないAIができる

 

◆ 人生が幸せになる3つー➀収入、②目的、③友達-をAIがすべての人にもたらせばよい

 

 

 

 

次に、 ウェンデル・ウォラックは、テクノロジーと倫理について深く考察し、次のように提唱しています。

 

 

◆ 人間とAIの決定的な3つの違いは、➀意識、②感情、③計画と想像をする能力

 

◆ AIも道徳を学ばねばならない

 

◆ AIの判断と人間の集合知による判断

 

 

 

 

続いて、ダニエル・デネット半世紀以上の長きにわたって「心とは何か」を考え続け、ロボットが「自律」し、「心を持つ」とはどういうことなのかを問うています。結論は以下の通り。

 

 

◆ AIは「心を持たない」知的ツールであるべき

 

◆ ロボットが「自律」するとは隠し事をすることになる

 

◆ AIも「直感」を持てるし、あなたが考えるよりずっと賢い

 

 

 

 

最後にケヴィン・ケリーは、「人間の知性も一つの類型でしかない」ととらえ、テクノロジーの多様性が多くの選択肢を与える、と提唱しています。

 

 

そして、「テクノロジーも生物のカテゴリーの一部であり、自己強化する創造システムだ」とし、それを「テクニウム」と呼んでいます。ケリーのAIに対する考え方は以下の通り。

 

 

◆ AIで人間の性質も変わる

 

◆ AIには人間と異なる創造性がある

 

◆ AI研究によって新しいタイプの意識が発明される

 

 

 

 

本書の最後で著者の丸山さんは、「AIはいかに進化するか」という展望や、「逆転の発想」で、「人間 vs AI」でない世界を提示しています。

 

 

 

あなたも本書を読んで、変貌するテクノロジーの危機と希望「AI以後」の世界として考えてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!

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