本田直之 『パーソナル・マーケティング』 (ディスカヴァー21)

2014.08.11 (月)

本田直之氏は、レバレッジ・シリーズなど著書の累計売上が200万部を超える人気作家で、東京とハワイのデュアル・ライフを実現するノマドの先駆けとなった人だ。

 

本書は、会社に頼れない時代になった現代、「選ばれ続ける人」 になる39の法則をまとめたものだ。個人の経験と能力をどこに行っても通用する「強み」に変える、本田式プロデュース術だ。

 

本田氏によれば、「自分の市場価値を高める人」と 「思うように評価されない人」 との違いは、要領の良さや運などではなく、この製品やサービスは誰の役に立つか、その人たちに届けるにはどうやって売っていけばいいか、という 「マーケティング思考」 があるかないかの違いだという。

 

会社に依存できない時代においては、自分のブランド価値を高めていくことが大切だ。本田氏によれば、パーソナル・マーケティングが上手くいく人には以下の4つの共通点がある。

 

 

1.自分の進みたい方向がわかっている
2.現時点で自分に何が足りないかを理解し、ギャップを埋める努力をしている
3.自分ならではの独自性をつねに意識している
4.周囲への貢献(コントリビューション)をつねに考えている

 

 

自分の経験やスキルを自分ならではの 「強み」として体系化して、それを世の中でどのように役立てていくかを考え、必要としている人に伝えていくのが、「パーソナル・ブランディング」だ。

 

本署で提唱している 「パ^ソナル・マーケティング」とは、「パーソナル・ブランディング」の上位概念で、作った 「パーソナルブランド」を維持していくためにはどのようなことをすればよいかということまで、一連の過程をまとめて体系化したものだ。ポイントは以下の3点

 

 

1.自分の 「強み」 をはっきりさせること
2.「それは誰の役に立つのか」 を徹底的に考えること
3.さまざまな要素を体系立てて組み立てること

 

 

パーソナル・マーケティングの基本フレームワークは以下の通りだ。

 

 

1.自分の 「プロフィール」 と 「スキル」 を明確にする
2.「ニーズ」 (ターゲットは誰か、相手は何を求めているか)を徹底的に考える
3.「ロジック」 により、断片的な経験やノウハウを論理立てて体系化し、「再現性」 を持たせる
4.「オリジナリティ」 として、他者との差別化を打ち出す
5.自分の 「強み」 を、ニーズ、ロジック、オリジナリティにより商品(コンテンツ)化する
6.コンテンツを必要な人に伝える 「プロモーション」 を行う
7.ターゲットとするマーケットで認知され、「パーソナル・ブランド」 が成立
8.相手の信用に応え続けることで、「クレディビリティ(=信用)」 が生まれる

 

 

以上のパーソナル・マーケティングにおいて、本書では後半で、ポイントになるさまざまなノウハウ、手法を紹介しているが、参考にすべき主要なポイントを以下に紹介したい。

 

 

1.プロフィールにストーリー性を持たせる
2.自分にタグを貼る (キーワードを挙げていく)
3.人に話を聞いてもらい、自分の気付かない 「強み」 にフォーカスする
4.人に教えられることを持っている
5.うまくいている人のやり方を分析する
6.時代のニーズを読みとる
7.成功経験をリストアップする
8.たまたまの成功を、何回でもできるスキルに変える (= 再現性)
9.ニーズとマッチさせて 「切り口」 をつくる
10.ロジカルにまとめる練習をする
11.キャリアをミックスさせて自分ならではの 「独自性」 をつくる
12.もうひとつの自分 (= 個性)をつくる
13.自分のキャッチフレーズを持つ
14.セルフメディアを持つ (ブログ、メルマガ、小冊子など)
15.本を出版する
16.長期ブランディングをめざす
17.クレディビリティ (= 信用)を育てる
18.ブランド接点を育てる

 

 

自分のブランドが、そのターゲットと考える人人に接触する場所を「ブランド接点」という。 「ブランド接点」を、ブランディングの目指す方向に合わせることは極めて重要だ。

 

サービス内容、ホームページ、メディアへの露出、自分の著書、付きあっている人脈、オフィス、パンフレット、名刺、メールの文章などがすべて、「ブランド接点」だ。

 

本書は、セルフ・ブランディングを考えている人には教科書となる「基本書」だ。マーケティング理論も踏まえた良書として、すべての起業家に心から本書を推薦したい。

 

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