『[禅的] 持たない生き方』

2019.01.01 (火)

「実は人間、物がないほうが、心豊かに過ごせます。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、1961年東京生まれで、12歳で京都大徳寺大仙院住職尾宗園師に就き得度、現在は、臨済宗大徳寺派香林院住職金嶽宗信さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

金嶽宗信『[禅的] 持たない生き方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)

 

 

この本は、20年間の禅寺での修行を通じて著者が学んだ「制限があったほうが楽だし、精神的にも日常的にも安定した生活が送れる」こと、すなわち「持たない生き方」を皆さんに伝えるために書かれました。

 

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.禅的「持たない生き方」のすすめ

 

2・いさぎよく「捨てる」

 

3.無駄なものは「買わない」

 

4.「悪い感情」を持たない

 

5.「よけいな人間関係」を持たない

 

 

 

この本の冒頭で著者は、「一つ物を持てば、一つ執着が増えます。」と述べています。

 

 

「実は、物を持たないほうが幸せを感じられる」ということを意識し、心の中にとどめておくことが、物を減らす第一歩になる、と著者は説明しています。

 

 

 

次に「持たない暮らし」として、本書では次の6つの生活場所の事例を挙げています。

 

 

◆ 玄関

 

◆ お寺のお堂

 

◆ 台所

 

◆ トイレ

 

◆ 寝室

 

◆ タンスの中

 

 

それぞれどのような工夫をして「持たない暮らし」を実現すればよいか、具体的に知りたい方はぜひ、この本を手に取ってお読みください。

 

 

 

続いて著者は、「いさぎよく捨てるための3つの心得」を以下のように挙げています。

 

 

1.「所有とは、すなわち執着である」と考える

 

2.「物がある」のが当たり前だと思わない

 

3.持たない工夫を楽しむ

 

 

 

さらに、いさぎよく「行動に移す」ための4つのヒントとして、次のように勧めています。

 

 

◆ まずは「リサイクル」に出してみる

 

◆ 自問自答を繰り返す

 

◆ 自分なりの基準を決める

 

◆ 小さいものから捨てる

 

 

「持つ」ことは心の執着につながりますが、「持たない」ことは心の整理整頓につながるのです。

 

 

 

 

そして「本来無一物(=ほんらいむいちもつ)」という言葉、すなわち「自分が所有するものは本来、一つもない」という禅の言葉を著者は紹介しています。

 

 

 

この本の後半では、「悪い感情を持たない」ための3つの心得として、次のように提唱しています。

 

 

1.人と比較しない(自分の持てる力を最大限に生かすことに集中する)

 

2.自分の短所と長所を知る(自分の心を見つめる時間を持つ、どれもが自分だと思って受け入れる=自己肯定感)

 

3.置かれた場所で、無心になってみる(人の能力が最大限に発揮できるのは、その人が無心の状態にあるとき)

 

 

 

また、そのために「座禅」で心を整えることが有効な手段で、次のような効用を挙げています。

 

 

◆ イライラが落ち着き、リラックスできる

 

◆ 自然治癒力が上がり、思考が前向きになる

 

◆ 自分の内側や周囲への感覚が研ぎ澄まされる

 

 

 

そのほか「心を整える方法」として、以下の4つを紹介しています。私も実際によく活用している、とても効果のある方法です。

 

 

1.深呼吸する

 

2.お風呂に入る、シャワーを浴びる

 

3.掃除をする

 

4.自分なりのリフレッシュ法を知っておく

 

 

自分なりのリフレッシュ法として、私の場合はカフェでコーヒーを飲みながらの読書タイムです。とくに季節のいい時のテラス席でのコーヒーは最高のリフレッシュです。

 

 

 

最後に著者は、禅の言葉をいくつか紹介しながら、不安が心から離れないときの対処法や、人間関係についてのアドバイスを記しています。大切だと私が感じたポイントを以下の紹介します。

 

 

◆ 「随処に主と作れば、立処皆真なり」(主体性を持った人間であれば、どんな場所にいようとも自分が主人公で、生きがいのある人生を送れる)

 

◆ あるのは「今」だけ(過去は変えられない、未来も何が起こるかわからない)

 

◆ 今、自分の立ち位置で、できることに目を向けていくことが大事

 

◆ 「一日是好日(いちにちこれこうにち)」(日々のこと、自分ができることを一生懸命やっていれば、それでいい)

 

◆「無事是貴人(ぶじこれきじん)」(今日一日を生きられたことが幸せで貴い)

 

 

◆ 自分にとってプラスになる人とつき合う(人間関係はシンプルに)

 

◆ 孤独に生きるな、自立して生きよ

 

◆ 他人ではなく、自分を変えるようにする

 

◆ 人は「変わる」ことができる

 

◆「時節因縁」(上手にタイミングを見計らう)、「啐啄同時(そくたくどうじ)」(ひなと親鳥が内と外から同時に卵の殻をつつく)

 

◆ 幸せは自分の中にある(自分がどういう人間になりたいかは自分にしかわからない、自分を知ることが大切)

 

 

 

この本には、人生に大切な原理原則が、シンプルに分かりやすく説明されていて、新年の第一冊目としてぜひ推薦したい書籍です。私がいつも提唱している「自分が主役の人生」「生涯現役の幸せな生き方」全く同じ考え方で、深く共感しました。

 

 

 

あなたも本書を読んで、禅が教える「持たない生き方」を実践してみませんか。

 

 

 

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