書評ブログ

『ざっくりPDCA』

「PDCAという “ 型 ” に沿って、普段の仕事を見つめ直すだけで、あなたは “ ホンモノ ” のリーダーへと成長していくことができます。」と提唱している本があります。

 

 

本日紹介するのは、「使えるコンサルティング」「実効性のある研修」を柱としたコンサルティンググループである株式会社HRインスティテュートが書いた、こちらの書籍です。

 

 

株式会社HRインスティテュート『ざっくりPDCA』(秀和システム)

 

 

この本は、大手製薬メーカーで、入社4年目の26歳・神崎一が、ある日突然上司の須黒に呼ばれて、チームのリーダーに指名されるストーリーとして、新米リーダーに必要なことが分かりやすく解説されています。

 

 

まず、「カタチ」から入ること、そしてその「カタチ」とは、「PDCA」という “ 型 ” である ことが、この本では述べられています。

 

 

本書の冒頭で著者は、どの世界でも新米からホンモノになる人には、次のような共通する考え方や行動・思考パターンがあると指摘しています。

 

◆  “ 型 ” を知る

◆  “ 型 ” を真似る

◆  “ 型 ” を地道に継続する

 

 

そして、リーダーになるための最も効果的な型が「PDCA」なのだ、と著者は解説しています。

 

 

 

本書は以下の6部構成から成っています。

 

 

1.リーダーになるためにカタチから入ろう

 

2.深く考えずに、とにかくやってみる

 

3.PDCAって何だろう?

 

4.PDCAを回そう!

 

5.PDCAが回ればコミュニケーションがうまくいく

 

6.新米からホンモノのリーダーになるために

 

 

 

この本ではまず初めに、リーダーとは何か、について次のようにざっくりと説明しています。

 

 

◆ リーダーとは「役割」であり、リーダーシップとは異なる

 

◆ リーダーシップが備わっていなくても、 “ ある程度 ” の範囲でリーダーの役割は務まる

 

◆ リーダーの役割を果たすために「PDCAサイクル」が有効である

 

 

PDCAとは、Plan(計画)、Do(実行)、Check(検証)、Action(改善)を意味しますが、目標に向かって、この順序でチームを導いていく流れをつくることを “ PDCAサイクル ” と呼びます。

 

 

また、「リーダーは上から目線」というイメージは古く、リーダーはタイプによって働きかけのバランスが変わる、と本書では述べています。

 

 

この本では、こうした新米リーダーから「ホンモノ」のリーダーへなっていくためのコツを全部で24に整理して解説していますが、とくに私も共感し、実践しているコツを以下に挙げておきます。

 

 

◆ 深く考えずに “ TTP ” (=徹底的にパクる)を実行する

 

◆ 成果は必ず出ると信じて行動を続ける

 

◆ リーダーの仕事は「時計」をつくること

 

◆ PDCA が回らない祖引きになっていないか、つねにチェックする

 

◆ 目的と目標の違いを理解し、目的をカチッと押さえ、実行・改善がサーっと回る組織を目指す

 

◆ まずやってみて、成果を共有する

 

 

◆ 情報が届くように、人間関係をよくするための “ 風通しのよい ” コミュニケーションを欠かさない

 

◆ 人ではなく、仕組みを動かす

 

◆ 質問を使って考えてもらうことで、自律型メンバーを育てる

 

◆ リーダーとして、自分の言葉で語れるようにする

 

◆ ミーティングでは聞き役に回る

 

◆ メンバーと一緒に自分も成長する

 

 

以上のコツの中でも、とくに感銘を受けたのは、「時計」を作る、ということです。これは、「時を告げるリーダー」が「一過性の成果を挙げる」リーダーであるのに対し、「時計を作るリーダー」は「絶えず成果が上がる仕組み」を作るリーダーだ、ということです。

 

 

その時だけの成果を上げるのではなく、自分がいなくても成果が上がる仕組みを作るリーダーになることが重要で、これはジム・コリンズ『ビジョナリーカンパニー』(日経BP社)という本に記されています。

 

 

また、目的と目標の違いを理解し、目的をカチッと押さえ、実行・改善がサーっと回る組織を目指す、というのもリーダーとして重要な役割で、目的を共有した組織(チーム)は強いものです。

 

 

これは、ロバート・B・カルディーニの名著『影響力の武器』(誠信書房)に、「カチッ・サー反応」という考え方として紹介されています。

 

 

そして、リーダーが最も悩む、「PDCAをうまく回す組織にするための12箇条」を、最後に紹介しておきます。

 

1.計画を立てる時間を確保する

2.チームメンバーに主体的に計画を立てさせる

3.現実的、かつ、挑戦的な計画を立てる

4.計画はあくまで仮説、軌道修正を想定しながら動く

5.分析は重要だが、足りない情報が何かがわかっていれば進めてよい

6.有言実行を促す

 

7.プロセスを大事にする

8.振り返りの時間を確保する

9.同じことを繰り返させない

10.振り返りを活かして、次の目標設定をする

11.メンバーに自分で考え、カイゼンさせる

12.メンバーが動きやすい状況をつくる

 

 

今、PDCAに関する本はブームのように数多く出版されていますが、「分かりやすさ」から言えば、この本は最もお薦めしたい一冊です。

 

 

あなたも本書を読んで、「カタチ」から入って、「らしいリーダー」から「ホンモノのリーダー」へと成長しませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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