書評ブログ

『世界標準の仕事の教科書』

「国内外を問わず、多種多様なビジネスを通じて多くの人々と接してきて強く思うことは、仕事に真に求められることは世界共通なのだということです。」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、富士銀行(現・みずほ銀行)勤務の後、リーマンブラザーズ、JPモルガン証券、ベア・スターンズ証券、ドイツ証券など外資金融の最前線で活躍し、現在は独立して株式会社グローバルリサーチ代表福留浩太郎さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

福留浩太郎『世界標準の仕事の教科書』(明日香出版社)

 

 

この本は、今後一層進展する社会のグローバル化のなかで、皆さんに世界に共通する仕事の軸を手に入れてもらうために書かれました。

 

 

そして、著者は執筆にあたり、とくに次の2つのことに留意したと述べています。

 

 

◆ 著者個人の経験を基にして、読者の多くの方々に共通して有用と思われる大切なものを集約する

 

◆ 成功談より、失敗談や後から振り返って、自ら反省すべきと思う経験を基に振り返りながら書く

 

 

 

本書は以下の8部構成から成っています。

 

 

.仕事の考え方

 

2.日々の生活

 

3.コミュニケーション

 

4.人間関係構築

 

 

5.時間の考え方

 

6.キャリア構築

 

7.仕事への意欲

 

8.世界標準になるために

 

 

 

この本の冒頭で著者は、「やりがいは誰も与えてくれない、自分で創り出すもの」と述べています。つまり、粘り強く「仕事の意義」や「専門性」を見出そうとするプロ意識を持つことが重要だ、ということです。

 

 

 

そのほかにも本書では、全部で71の世界標準と著者が考える仕事の原則が記されています。私も共感できる主なものを以下に紹介します。

 

 

◆ 成功を測るものさしは「信頼」

 

◆ 神は細部に宿る

 

◆ 仕事能力 = 基礎的能力 × 人柄 × 仕事への真摯な姿勢

 

◆ 自由には責任が伴う

 

◆ 異質な存在を目指す

 

 

◆ メモをとる

 

◆ 行きつけのカフェでひとりの時間をつくる

 

◆ 早起きは余裕をもたらす

 

◆ 睡眠は貪欲に

 

◆ 訊く姿勢を身につける

 

 

◆ 「言った、話した」と「伝わった」は別

 

◆ プレゼンテーションのツボをおさえる

 

◆ 相手の考えを引き出す

 

◆ 目の前の相手の信頼を得ることに全力を尽くす

 

◆ 仕事の優先順位を常に考える

 

 

◆ 価値ある情報とは何かを考える

 

◆ 時に見せる弱さは効果的

 

◆ 仕事を楽しもうとする

 

◆ 最後のひと踏ん張りが成長につながる

 

◆ 劣等感を力に変える

 

 

◆ 仕事を通して自己実現する

 

◆ 世界を知る

 

◆ 感覚ではなく数字で考える

 

◆ 成功の秘訣は「決してあきらめないこと」

 

◆ 事後ともプライベートも充実させてこそプロ

 

 

 

この本のまとめとして著者は、日本に欠けている世界標準の仕事の原則の中で、次のような人材を育成することが日本の課題だと指摘しています。

 

 

◆ 自分の意見を持ち、人前で伝える能力

 

◆ その上で全体を俯瞰し、問題を発見し、解決しようとする能力

 

 

あなたも本書を読んで、グローバル化する社会の中で必須とされる「世界標準の仕事の原則」を学んでみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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