「仕事の質はスピードで決まる」と提唱している本があります。
本日紹介したいのは、人気デザイナーで、デザインオフィスnendo代表の佐藤オオキさんが書いた、こちらの本です。
佐藤オオキ『４００のプロジェクトを同時に進める 佐藤オオキのスピード仕事術』（幻冬舎）
この本は、取引先企業７０～８０社の計４００を超えるプロジェクトを約３０人のメンバーで同時進行させているデザイナー兼経営者の佐藤オオキさんの「スピード重視の仕事術」を紹介しています。
本書の冒頭で著者の佐藤さんは、実際にスピードを重視すると、不思議なほど仕事の質が高まる、と言います。
すると手がける仕事の幅が広がっていくので、ますます経験値が上がり、さらにスピードアップし、自分も成長していく、という驚くような正のスパイラルが起きる、ということです。
本書は以下の３部構成から成っています。
１．「超」高速で仕事をこなすための基本動作
２．４００のプロジェクトを「超」高速に進める手法
３．ビジネスを加速する投資＆チームづくり
本書の前半では、仕事を急加速させるための着手法として、「速さ」よりも重要なのは「同時処理能力」だ、と述べられています。
つまり、いろいろなことを並行して考えたり進めたりできるような工夫や環境づくりこそ重要だ、ということです。
そして仕事は次の３つに振り分けて、スケジュールに３割の空きを作ることがポイントだということです。
◆ Now （３日以内にやるべきこと）
◆ Later （切迫感はないが放っておくと危機的な事態を招くもの）
◆ Maybe （やらなくても大丈夫だが、やることにより長期的にメリットがあるもの）
また、脳に負担をかけず、効率的に脳を活用する手法を具体的に紹介しているのも本書の特徴です。
また、情報収集や打合せのコツについても、多くのプロジェクトを同時進行させる中で、ノウハウとして蓄積され、ポイントを開示しています。
また本書の後半では、アイデアの発想法やプレゼン術など、実戦的に役立つコツも紹介されていて参考になります。
さらに人材育成やチームづくりについても述べられていて、最後に、「ブレないコンセプトがプロジェクトを加速する」と紹介されています。
あなたも本書を読んで、「スピード仕事術」を身につけ、仕事の質をさらに高めていきませんか。
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では、今日もハッピーな１日を
