書評ブログ

『女50歳からの100歳人生の生き方』

「いまや100歳人生が現実に!どう楽しく生きるか!50歳で生き方をリセット、自分が主役の人生を!」と提唱している本があります。

 

 

本日紹介するのは、東洋大学准教授で、キャリアカウンセラー小島貴子さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

小島貴子『女50歳からの100歳人生の生き方』(さくら舎)

 

 

この本は、世界でいちばん先に100歳人生が始まる日本で、「100歳の時にこうでありたい。」という見本に自分がなれるように、50歳で、自分の「生き癖」を見直すことを提唱している書です。

 

 

それは、これからの50年で、少しずつ、過去のネガティブな経験を、いい形に変えて、新しい自分をつくいっていくことだ、と著者は言います。

 

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.新しい生き方が待っている

 

2.楽しみな「未来」を手に入れる法

 

3.100歳人生を生きるキャリア心理学

 

4.働き方から健康まで気にかけておきたいこと

 

5.「100歳人生」シナリオの書き方・見直し方

 

 

 

この本の冒頭で著者は、「人生を100年としたら、50歳はちょうど半分の地点。そこで大切なのは、この50歳の区切りで、1回、いままでの人生を振り返ってみることです。」と述べています。

 

 

そして、人生を振り返って、過去の自分を知るために、「ライフイベント・チャート」をつくることを提唱しています。

 

 

このチャートは、自分が何歳のときに、どんな出来事があって、そのときの心の満足度、情況、判断、人間関係などがどうだったかをグラフにしていくものです。

 

 

これまでの人生には、受験、就職、転職、引っ越し、結婚、出産、離婚など、さまざまなイベントがあったはずですが、それを「ライフイベント・チャート」に書くことで、いままでの人生で自分が大切にしてきたものこれからの50年の人生で、自分が大切にしていきたいものが見えてくるはず、と本書では説明しています。

 

 

 

次に、ラッキーな未来をあなたらしく過ごすために大切なものとして、著者は次の2つを挙げています。

 

 

◆ 健康(「体の健康」と「心の健康」)

 

◆ 自立

 

 

ここでいう「心の健康」とは、人を羨んだり妬んだりせずに、自分は自分でちゃんと「どういうふうになっていたら心豊かで幸せなのか」というのを知ることです。

 

 

また、「心の健康」を保つには、「孤独になっても孤立しない」ことも大切だと著者は述べています。

 

 

 

さらに、100歳人生を楽しく生きるために、キャリア心理学の観点も踏まえて、働き方や健康まで、本書が提唱する、気にかけておくべきポイントを以下に紹介します。

 

 

◆ 不安は安心へ、不満は満足へ、不信は信頼へ、3つの「不」を解消する

 

◆ まず自分で「動く」

 

◆ 習慣をちょっと変えるだけで新しい刺激が入ってくる

 

◆ ストレスを超えたときに、また成長することができる

 

◆ テーマがあると楽しめる

 

 

◆ お金を使うというのは、未来への投資、未来の自分へのプレゼントを買うこと

 

◆ 不確実なことに挑戦しなさい

 

◆ 謙虚な人ほど吸収できる

 

◆ 好きなことを学び、先生になる

 

◆ 「学び」に無駄は一つもない、無形資産を増やす

 

 

◆ 「学び」には、3つのベクトル方向(=①意識を高める、②意識を広げる、③意識を深める)を持つとよい

 

◆ 「むかし〇〇になりたかった」をいまから挑戦する

 

◆ 何か新しいことを始めるにあたって、自信は必要ではありません

 

◆ 愚痴も体によくない、いいのは笑顔、笑うこと

 

◆ 偶然を積極的に自分で起こし、その偶然で起きたことを一生懸命やっていれば、「行き当たりバッチリ」になる

 

 

 

そしてこの本の最後には、カナダの精神科医であるエリック・バーンによって提唱されている「人生脚本」が紹介されています。

 

 

これは、「人間は生まれたときに親から脚本を書かれている」という教えで、このシナリオについて、例えば親の死などのタイミングで「シナリオの書き直し」をすべきだ、と著者は言います。

 

 

つまり、自分が過去に書いたシナリオに縛られず、「いまやりたいこと」「いま大切にしたいもの」が、「いまのあなたのシナリオ」をつくる、ということです。

 

 

人間は変わることができる生き物で、人生脚本の中には悪役がいないようにしたいものだ、と著者は述べています。

 

 

あなたも本書を読んで、100歳人生のシナリオを、自ら書いてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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