『人間関係に必要な知恵はすべて類人猿に学んだ』

2017.09.19 (火)

「自分と他人が “ どのように違うのか ” ということについては、ほとんど何も知らないに等しい」と述べている本があります。

 

 

本日紹介するのは、精神科医名越クリニックを開業する名越康文さんと、Team Gather Project が書いた、こちらの書籍です。

 

 

名越康文『人間関係に必要な知恵はすべて類人猿に学んだ』(夜間飛行出版)

 

 

今回、私が読んだ本は、上記の上側にある2012年に刊行された「類人猿分類公式マニュアル1.0」バージョンでしたが、その後2015年に下側にある「類人猿分類公式マニュアル2.0」バージョンが出版されています。

 

 

この本は、「GATHER」(=「Great Apes Teach Human Eternal Relationships 」=「類人猿が人間関係を教えてくれる」の頭文字を取ったもの)という、人間の性格タイプを4つに分け、それぞれの感じ方、行動パターンの違いをまとめたツールを紹介している書です。

 

 

性格タイプによって感受性や行動パターンがどのように異なるのかがわかると、恋愛や家族関係、友人関係において、自分とは異なる他人の行動を許せるようになる、と本書では述べています。

 

 

 

本書は以下の9部構成から成っています。

 

 

1.あなたと私はどこがどう違うのか

 

2.まずは自分のタイプを知る-GATHER 簡易診断

 

3.人類の兄弟、類人猿たち

 

4.もしすべての類人猿が1つの森で暮らしていたら

 

 

5.GATHERを使ってみよう

 

6.タイプ相互の相性編

 

7.自分が感じている世界は常に少数派である

 

8.人から自分がどう見えているかを知る

 

9.自分と異なるタイプを受け入れる、ということ

 

 

 

この本の冒頭には、GATHER簡易診断による、「人間の性格を4つのタイプに分類する」方法が紹介されています。簡易診断なので、完璧に診断・分類できるわけではありませんが、次の2つの軸による分類の組み合わせで、大まかな傾向は分かります。

 

 

◆ 横軸: あなたは自分の感情を、a(表に出さない)/b(表に出す)

 

◆ 縦軸: あなたが大切にしているのは、a(物事の追求・達成)/b(安定・安心の維持)

 

 

 

この2つの質問の答えの組み合わせによって、以下の4つのタイプに分類できます。

 

 

1.オラウータン(Aタイプ): 冷静 × 追求・達成

 

2.ゴリラ(Bタイプ): 冷静 × 保守・安定

 

3.チンパンジー(Cタイプ): 感情豊か × 追求・達成

 

4.ボノボ(Dタイプ): 感情豊か × 保守・安定

 

 

 

あなたは、どのタイプに分類されましでしょうか。本書を読み進めていく際に、一応、自分のタイプを念頭に置いて読んでいくこと、を著者は奨めています。

 

 

因みに私は、Cタイプチンパンジー型で、驚くほど、その後に出てくるタイプ別の特徴解説や説明書、相性に関する記述などは、的確だと感じました。

 

 

4つのタイプの特徴一言で表現すると、以下のようになります。

 

 

1.A: 職人気質のこだわり屋 オラウータンタイプ

 

2.B: 平和主義の安定志向 ゴリラタイプ

 

3.C: 勝ち負け重視の積極派 チンパンジータイプ

 

4.D: 空気が読める話好き ボノボタイプ

 

 

まず、自分の家族周囲の友人たちと、それぞれのタイプを言い合うと、大いに盛り上がるのでお薦めです。

 

 

本書の分類がユニークなのは、それぞれのタイプを人類の進化の過程になぞらえて、類人猿の生態、行動特性に当てはめて分類している点です。

 

 

人間は類人猿が進化して誕生しているので、どのタイプの類人猿でも96%から99%の間で、ヒトのDNAと共通するため、それぞれ性格が当てはまる、というわけです。

 

 

 

そして本書で最も伝えたいポイントは、どのタイプの行動傾向も、全体の4分の1しか理解されないものだ、ということ・

 

 

つまり、自分(が属するタイプ)の行動はしばしば少数意見である、という事実です。

 

 

人は誰でも、自分の意見、考え方、価値観、行動がつねに正しいと思い込みがちですが、実は誰の考えであっても、それは全体の4分の1程度の少数意見、少数の考え方・価値観に過ぎない、ということです。

 

 

 

すなわち、この本の結論以下の2点です。

 

 

1.自分の感受性は多くの人と同じではなく、むしろ少数派である(自分と同じように感じる人の方が少ない)

 

2.他人が自分に向ける評価も、それぞれのタイプの感受性に基づいている

 

 

 

本書で紹介しているGATHERを学ぶことによって、この2点が腑に落ちるようになると、他人に対して苛立つ、ということが激減する、と著者は言います。

 

 

さらに、他人の言動で苛立つことが少なくなると、他人を許せるようになり、人間関係における余裕が生じる、ということです。

 

 

あなたも本書を読んで、「4タイプすべての感覚世界を、自分の中でリアルに感じられる」くらいに学びを深め、人間関係を好転させていきませんか。

 

 

 

私、大杉潤は、「まちの本屋」再生プロジェクトとして、クラウドファンディングにより、読書交流会トークショー・イベントを開催しています。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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