書評ブログ

『森部好樹が選ぶ 続・日本のベストベンチャー15社』

80社のベンチャー企業と大企業をつなぐ元興銀マンが、「起業するならこの会社を真似ればいい」と選び抜いた15社を紹介している本があります。

 

 

本日紹介するのは、日本興業銀行(現・みずほ銀行)出身で、80社のベンチャー企業の顧問として活躍する、1948年生まれで現在、68歳森部好樹さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

森部好樹『森部好樹が選ぶ 続・日本のベストベンチャー15社』(日経BP社)

 

 

この本は、「自分が勤めている会社が窮地に立たされているなら、新しいことが試せるかも知れません。」と呼び掛け、「起業や経営は決して難しくない」ことを伝えるために書かれました。

 

 

 

本書は以下の3つのカテゴリーに分けて、各カテゴリーに5社ずつ計15社のベンチャー企業および、その経営者を紹介しています。

 

 

1.「次の市場」を構想し、生み出す

 

2.「現場発想」を突き詰めて、需要を取る

 

3.「専門性」を磨き、突き抜ける

 

 

この本で紹介されているベンチャー企業は、いずれもエッジが立っていて、ビジネスモデルがユニーク、かつ一部上場大企業あるいは富裕層にも満足度の高い、競争力ある商品・サービスを提供している、という共通点があります。

 

 

また、私も殆どの経営者と面識がありますが、いずれの経営者も、その経営手腕はもちろん、人間的な魅力も兼ね備えています。

 

 

但し、彼らが初めから現在の競争力あるビジネスモデル事業基盤を持っていたわけではなく、試行錯誤の中で、また多くの偶然の出会いによって、道を切り拓き、今日の事業を作り上げてきました。

 

 

この本には、そうして成功したベンチャー企業の経営について、具体的に分かりやすく紹介されていて、起業家にとってはもちろん、経営幹部を目指す会社員の方々にとっても、たいへん参考になります。

 

 

本書で紹介されているベンチャー企業15社と経営者は次の通りです。

 

 

1.株式会社シーエーモバイル・石井洋之

 

2.株式会社 manebi (マネビ)・田島智也

 

3.レバレジーズ株式会社・岩槻知秀

 

4.株式会社ベネフィットワン・白石徳生

 

5.株式会社ボルテックス・宮沢文彦

 

 

6.株式会社シンクスマイル・新子明希

 

7.株式会社UNCOVER TRUTH・石川敬三

 

8.株式会社S-FIT・紫原友規

 

9.株式会社フリーセル・木村裕紀

 

10.株式会社インデン・黒松高弘

 

 

11.株式会社ランドスケイプ・福富七海

 

12.株式会社ピアラ・飛鳥貴雄

 

13.クロスメディア・ネットワークス株式会社・山下惠助

 

14.株式会社コンシェルジュ・太田匠吾

 

15.クラウドエース株式会社・吉積礼敏

 

 

この中でもとくに、5番目に紹介されている株式会社ボルテックスは、まだ設立20年に満たない新興企業ですが、「区分所有オフィス」というビジネスモデル特許を取得した商品で、急成長を遂げていて、間もなく売上1,000億円企業になる、と私は見ています。

 

 

また、14番目に紹介されている株式会社コンシェルジュは、太田・白倉という、東大大学院時代の同級生ふたりが立ち上げたベンチャー企業ですが、AIを活用した「チャットボット」で世界市場を狙える会社です。彼らの「自然言語処理」分野での開発力、技術力はレベルが高く、LINE や Facebook Messenger といったプラットフォーム上で利用するサービス提案が、多くの一部上場企業に驚きを与え、その利用可能性が称賛されています。

 

 

本書は、著者の森部好樹さんの6冊目の著書で、これまでの5冊はいずれもベンチャー企業や経営に関する書です。以前、私のブログでも採り上げていますが、刊行した順に以下に紹介しておきます。

 

 

最後に挙げた前作『森部好樹が選ぶ日本のベストベンチャー25社』(日経BP社)の書評は、2016年6月3日付ブログ記事をこちらからお読みいただけます。ブログを公開した約1年前に「いいね!」が346も付いた人気記事です。

 

『森部好樹が選ぶ日本のベストベンチャー25社』「ベンチャー成長請負人」の異名を持つ、スーパー顧問の森部好樹さんが選んだ「日本のベストベンチャー25社」を紹介する新刊本が出版されました...

 

 

さて、今回の本の巻末には、著者の森部さんが「どうすればベンチャー企業を作れるのか」について、そのノウハウをまるごと伝授しています。

 

 

「起業は誰にでもできる。まずは、身近な先輩の真似をせよ」と、著者は言います。そして展示会が行われるビッグサイトに行け、ということです。

 

 

そこでは、80社のベンチャー企業の顧問をしている著者のノウハウが凝縮して語られています。目の付けどころといった「基本的な考え方」が分かれば、誰でも立ち上げられるのがベンチャー企業だ、と本書では述べられています。

 

 

詳細については、ここでは敢えて書きませんので、興味ある方はぜひ、本書を直接、手に取ってお読みください。この本で紹介されている15社の中に、あなたの手本となる会社や経営者がきっと見つかるでしょう。

 

 

あなたも本書を読んで、ベンチャー企業の立ち上げ、経営をめざしてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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