書評ブログ

『好奇心ガール、いま101歳 しあわせな長生きのヒント』

日本初の女性報道写真家が転倒、骨折から奇跡の復活を果たして101歳の現役生活を綴った本があります。

 

 

本日紹介したいのは、101歳のフォトグラファー・笹本恒子さんが書いた、こちらの文庫本です。

 

 

笹本恒子『好奇心ガール、いま101歳 しあわせな長生きのヒント』(小学館文庫)

 

 

この本は、日本初の女性報道写真家である笹本恒子さんが、71歳の時に写真家に復帰し、以来カメラを手離すことなく活躍している原動力をエッセイ風に書いた書です。

 

 

その半生や、原動力となっているおしゃれ、ワイン、恋する心などが綴られています。本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.101歳の序章-転んで骨折、でも、また歩きます

 

2.楽しいひとりぼっち

 

3.女性報道写真家の道へ

 

4.再出発は71歳

 

5.花は始めも終わりもよろし

 

 

この本は、2011年に出版された『好奇心ガール、いま97歳』(小学館)を文庫化するにあたり、その後の経過と101歳のいまを加筆して編集したものです。

 

 

97歳当時は、前著の「はじめに」の中で、「老人ホームに入るのはやめて家をリフォームしたり、次々と取材のことを考えたり。少し欲張りみたいかしら・・・。100歳、終点も間近いくせにね。」と記しています。

 

 

当時、終点だと言っていた100歳を超え、2015年9月1日に著者は満101歳になりました。来月(2016年9月)初めには102歳になります。

 

 

著者の笹本さんは、2011年に、吉川英治文学賞日本写真家協会功労賞を受賞し、翌年にはパリへ取材にも行きました。

 

 

また、2012年4月に写真展「笹本恒子100歳展」を横浜を皮切りにスタートし、11月に女優の宮沢りえさんや卓球選手の福原愛さんとともに第43回ベストドレッサー賞を受賞しています。

 

 

まさに生涯現役のプロとして幅広い活躍をしています。この本では、転倒して骨折したアクシデントや、その後リハビリに懸命に取り組んで仕事に復帰する様子と著者の思いが書かれています。

 

 

こうしたアクシデントをきっかけに笹本さんもついに鎌倉の老人ホームへ入ることを決断して、その生活についても記しています。

 

 

97歳の時の家のリフォームという選択から、今度は柔軟に判断を変え、そうした中でも「自分の住所を鎌倉と書くのが楽しみ」と、どこまでも前向きにとらえています。

 

 

本書を読んでいると、人生は楽しみながら、柔軟に判断をして流れに身を任せ、さらに「生涯現役」で仕事をすることの大切さをしみじみと感じることになります。

 

 

あなたも本書を読んで、自分の人生について改めて考えてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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