書評ブログ

『勝ち続ける組織の作り方』

逆境の中で常勝軍団を作り上げた秘密を書いた本があります。

 

 

本日紹介するのは、第95回全国高校サッカー選手権優勝を飾り、県内17年間無敗を続ける青森山田高校サッカー部監督黒田剛さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

黒田剛『勝ち続ける組織の作り方-青森山田高校サッカー部の名将が明かす指導・教育・育成・改革論』(キノブックス)

 

 

この本は、まさにタイムリーに書かれ、出版された注目の書です。2016年12月に、青森山田高校高円宮杯U-18サッカーリーグ2016チャンピオンシップ優勝、そして2017年1月9日に全国高校サッカー選手権決勝で、前橋育英高校を5-0で下して初優勝を遂げました。

 

 

青森山田高校サッカー部は、青森県内では黒田監督の下で、17年間無敗で2017年1月現在、320連勝中ですが、このたび、全国高校サッカー界の頂点に立ちました。

 

 

こうした青森山田高校の強さの秘密を監督自らがすべて書いて公開したのが、この本です。元サッカー日本代表監督岡田武史さんは、本書に対して、次のように推薦文を寄せています。

 

 

「結果を出す者だけが知っている、本当の指導の秘密を暴露してしまった!」

 

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.常勝軍団・青森山田高校の強さの秘訣【育成論】

 

2.監督になるまでの道のり【経験論】

 

3.組織のリーダーに必要な資質【指導論】

 

4.トップを目指す選手に伝えたいこと【教育論】

 

5.組織・環境・意識を変える【改革論】

 

 

青森山田高校は、卓球の福原愛さんや、テニスの錦織圭選手の母校として知られています。

 

 

また、青森山田高校は、冬は雪深い青森県にあって、サッカーのグラウンドなど練習環境は決してよくありません。いや、全国でも非常に厳しい環境にあります。

 

 

そうした中で、常勝軍団・青森山田高校の強さの秘密は、冒頭に述べられていますが、ひと言で言えば、「日々の人間教育を徹底している」ということです。

 

 

とくに、挨拶や規律、そして自分で自分のウィークポイントを発見する「自己発見力」と、さらにそれを克服していく「自己改善力」を重視しています。

 

 

サッカーは、予測のつかないスポーツで、ほんとうに大事な正念場で、いかに力を発揮して困難を乗り越えるかで勝負が決まります。

 

 

その、「ここぞ」という修羅場の場面で力を発揮するのが、「人間力」であると、著者は述べています。

 

 

サッカーのジュニア育成は、JリーグのU-18チームに所属するエリートと、高校サッカーでプレーする「高体連」に分かれていますが、高校での人間教育や総合的な指導が、一流のサッカー選手を作り、チームを強くする、というのが本書で述べている主張です。

 

 

その他、日本代表でも活躍する、鹿島アントラーズの柴崎岳選手を育てたのが青森山田高校であり、黒田剛監督だったことを紹介しています。

 

 

本書はさらに、具体的なチーム作りと、それを企業経営や組織作りに応用できる理論として、青森山田高校のやり方を解説しています。

 

 

具体的な内容については、敢えてこれ以上は書きませんので、興味ある方はぜひ、本書をお読みください。

 

 

あなたも本書を読んで、「勝ち続ける組織の作り方」を学んでみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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