書評ブログ

『自分の時間:1日24時間でどう生きるか』

「時間について書かれた実用書で、これほど世界中の一流人たちに支持され、人生のバイブルとして愛読された本はないだろう」と言われている書があります。

 

 

本日紹介するのは、イギリスを代表する作家アーノルド・ベネットが書いた、こちらの書です。

 

 

アーノルド・ベネット『自分の時間:1日24時間でどう生きるか』(三笠書房)

 

 

この本は、「人間というものは、貧乏人でも金持ちでも、とにかく1日24時間しかない」という明々白々なことに目を向け、その24時間でいかに生きるかということに対する具体的なヒントを提供しています。

 

 

「朝目覚める。するとあなたの財布には、まっさらな24時間がぎっしりと詰まっている。」と著者は言います。時間は無限の富を生む、実に不思議な宝物だ、ということです。

 

 

 

本書は以下の13部構成から成っています。

 

1.大切な「あなただけの時間」をどうやってつくりだすか?

2.この考え方が1日1日に奇跡をもたらす

3.もっと知的好奇心に満ちた生活をつくろう!

4.1日24時間の枠を最大限に生かすには?

 

5.自分の精神・肉体を養うための「内なる1日」

6.週3回の夜90分が、あなたの心を豊かにする

7.「情熱と活気に満ちた1週間」をつくる秘訣

8.思考を集中するひとときをもつ

 

9.「内省的な気分」を大切にする

10.「知的エネルギー」はどうやって生まれてくるのか

11.「原因と結果の法則」を頭に入れる

12.読書好きなあなたへ-人生に大きな「利息」を生むアドバイス

13.財布にはまっさらな24時間がぎっしりと詰まっている

 

 

本書の冒頭で著者は、「朝の1時間は夜の2時間以上の価値がある」と言います。朝型人間の私としては、やはり、という気持ちがしています。

 

 

そして、「バランスのとれた賢明な1日を過ごせるかどうかは、ふだんとは違う時間に、たった一杯のお茶を飲めるかどうかにかかっているかも知れない」ということです。

 

 

本書の中で提唱されているヒントは様々あり、とくに私の心に響いたものを以下に挙げておきます。

 

◆ 時間があれば金は稼げるが、金があっても時間は買えない

◆ あなたにはたくさんの「空白の時間」が与えられている

◆ 人生のすべては、時間の利用の仕方次第で決まる

◆ はじめから「大きな変化」を求めてはいけない

 

◆ 無意識が生み出す膨大な「もったいない」時間

◆ 通勤時間という「誰にも邪魔されない時間」

◆ この「週3回の夜90分」が人生の明暗を分ける

◆ 「1週間」を6日として計画する

 

◆ 小さな一歩からでないと「習慣」は変わらない

◆ 自分の行動が字便の生活信条と一致していない人生というのは無意味な人生だ

◆ 1日の終わりに自分を振り返る心のゆとりをもつ

◆ 物事の原因と結果に深く思いをめぐらせていれば、人生の苦悩は減り、味わい深く豊かなものとなる

 

◆ 「努力して読む」から、それはあなたの糧となる

◆ 「計画の奴隷」になってはいけない

◆ かけがえのない「向上の芽」を大切に育てる

 

 

著者が述べる本書の結論は、「時間を征する者が人生の成功をつかむ!」ということです。

 

 

本書でベネットがすすめる方法をいくつか実践するだけで、あなたの人生が確実に変わるでしょう。あなたも本書を読んで、「自分の時間」を意識してみませんか。

 

 

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では、今日もハッピーな1日を