書評ブログ

『インクルージョン思考』とは?

複数の問題を一気に解決する思考法で、世界一シンプルなアイデアの作り方を提唱している書があります。

 

 

本日紹介するのは、あらゆるジャンルのテレビ番組の企画・構成を担当してきた構成作家石田章洋さんが書いた、こちらの新刊書籍です。

 

 

石田章洋『インクルージョン思考』(大和書房)

 

 

この本は、「複数の問題を一気に解決する」アイデア、つまり「インクルーシブなアイデア」をつくるための思考法「インクルージョン思考」と呼び、解説・紹介している書です。

 

 

 

本書は以下の8部構成から成っています。

 

 

1.アイデアとは、複数の問題を解決するもの

 

2.インクルージョン思考への障害

 

3.ひらめきを生み出す準備と4つの段階

 

4.第1段階: 高次の目的を決めて旅立つ

 

5.第2段階: 目的に従って材料を集める

 

6.第3段階: 異なる分野の材料をつなげる

 

7.第4段階: 手放して「ひらめき」とともに帰ってくる

 

8.インクルージョン思考を磨く7つの習慣

 

 

 

この本の冒頭で著者は、任天堂のゲームプロデューサー・宮本茂さんの「アイデアとは、複数の問題を一気に解決するものだ」という言葉を紹介しています。

 

 

宮本さんは『ドンキーコングシリーズ』や『スーパーマリオブラザーズ』の生みの親として知られる人です。

 

 

 

その他、インクルージョン思考の特徴やポイントを、本書では以下の通り挙げています。

 

 

◆ 一定のルールに従えば、誰にでも問題を一気に解決できるアイデアは思いつく

 

◆ 「気づいてみれば簡単なこと」を最初に思いつくのが肝心

 

◆ アイデアとは「既存の要素」の新しい組み合わせに過ぎない

 

◆ 複数の問題の対立が表面化する機会は、真に創造的な問題解決を考える、またとないチャンス

 

◆ 「普通の感覚を持ち続けること」、これがインクルーシブなアイデアを生み出すための鍵

 

 

 

またこの本の中盤では、インクルーシブなアイデアへの4ステップを次の通り、解説しています。

 

 

1.高次の目的を決めて旅立つ

 

2.目的に従って材料を集める

 

3.異なる分野の材料をつなげる

 

4.手放して「ひらめき」とともに帰ってくる

 

 

これら4ステップの詳細については、ぜひ本書を手に取ってお読みください。

 

 

 

またこの本では、クリステンセン『イノベーションのDNA』(ハーバードビジネス)および『アイデアのつくり方』(阪急コミュニケーションズ)を、イノベーションやアイデアに関する参考書として紹介しています。併せて読むことをお薦めします。

 

 

 

 

 

最後に著者は、インクルージョン思考を磨く「7つの習慣」を以下の通り、説明しています。

 

 

1.好奇心を持ち続けてストックを増やす

 

2.必ず「日付の入った」メモを取ろう

 

3.インプットは雑食系を心がける

 

4.デスク周りは「綺麗に」散らかそう

 

5.ぼーっとする時間を「意識的に」つくる

 

6.毎日、誰かを笑顔にしよう!

 

7.自らを世界の一部だと考える

 

 

 

あなたも本書を読んで、複数の問題を一気に解決する「インクルージョン思考」について学んでみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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