書評ブログ

『イチロー 継続する言葉100』

過去に出版発売された資料から、イチロー選手の発言をピックアップして掲載し、発言の意味を解説している本があります。

 

 

本日紹介するのは、野上龍二さんが編集発行した、こちらの書籍です。

 

 

『イチロー 継続する言葉100』(英和ムック)

 

 

この本は、イチロー選手が毎日コツコツと「積み重ねて」きた結果として成し遂げてきた偉大な実績のベースにある考え方や姿勢「言葉」として表現されたものを丁寧に拾い集めている書です。

 

 

 

本書は以下の5部構成から成っています。

 

 

1.引退会見より

 

2.マリナーズ復帰~日本開幕試合

 

3.少年期~オリックス時代

 

4.メジャーデビュー~マリナーズ時代

 

5.マリナーズ退団~3000安打達成

 

 

 

この本の冒頭では、巻頭特集として「引退会見より」を掲載し、長時間にわたったイチローの日本での記者会見での注目すべき発言を紹介し、解説しています。

 

 

 

もっとも注目を集めたのはイチローの今後の去就ですが、監督としてプロ野球界の指導者へ進むのかという憶測はきっぱりと否定されました。

 

 

理由は「人望がない」ということ。この言葉をそのまま受け取る記者はいなかったのではと思うのですが、本人の意思は固いと感じられました。

 

 

おそらくもっと、情熱を傾けたい進路があるのでしょう。またその後、政府から打診のあった「国民栄誉賞」も辞退してしまいました。

 

 

チロー世間では求める人が多いものを、敢えて追い求めないことで、自分らしさを出そうとしていると感じます。

 

 

現役時代から、打率よりも安打数重視。とにかく1番の打順に拘り、ファーストストライクから積極的に打って出るときは調子のいいときでした。

 

 

年間200本安打を日米でともに拘り、最も大きな目標に置いていました。首位打者よりも打率は低くなっても安打数、とにかく1試合でも多く出る、1回でも多く打席に立ってバットを振ることを大切にしてきました。

 

 

 

イチローの言葉は、数多く取り上げられ、語り継がれていますが、この本で紹介された中で、私がとくに共感し、印象に残っているものを以下に挙げておきます。

 

 

◆ 心が折れるから、その先に泰然が現れるんです

 

◆ 理不尽なことを経験しなければ、人としての幅は出てきません

 

◆ 体調を知るためにも、毎日同じことをやり続けることが大事

 

◆ 座右の銘「継続は力なり」

 

◆ “ 準備 ” というのは、言い訳の材料となり得るものを排除してゆく、そのために考え得るすべてのことをこなしていく、ということですね。

 

 

◆ 小さなことを積み重ねることが、とんでもないところにいく唯一の道だということ

 

◆ 肉体のストレスなんか大したことないんです、要はメンタルのストレスで疲れは決まる

 

◆ 人の心の痛みがわかるやさしい大人になってください

 

◆ 小さなことでも満足するっていうことは、すごく大事なことだと思うんですよね

 

◆ 達成感とか満足感というのは、僕は味わえば味わうほど、前に進めると思っているので

 

 

 

あなたも本書を読んで、イチローが日々、継続してきたことが伝わってくる珠玉の言葉を噛みしめてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!