書評ブログ

『イチロー・インタヴューズ』

2000年にイチローがメジャーに挑戦することが決まってから、雑誌『Number』等に綴った30編のインタヴュー記事を書籍化した本があります。

 

 

本日紹介するのは、青山学院大学文学部卒NHKに入局し、「サンデースポーツ」等のディレクターを務た後、独立して執筆活動とともにスポーツ番組の構成・演出を行う石田雄太さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

石田雄太『イチロー・インタヴューズ』(文春新書)

 

 

この本は、メジャーリーガー・イチローシアトルでのデビュー戦、首位打者、リーグMVP、メジャー記録262安打、WBC連覇から、不調にあえぐ苦悩、弓子夫人の献身、日の丸に寄せる想いまで、渡米が決定した2000年秋から2010年シーズン直前まで全100時間超のインタヴューの記録です。

 

 

 

本書は以下の4部構成から成っています。

 

 

1.飛翔

 

2.試練

 

3.栄光

 

4.結実

 

 

 

この本の冒頭で著者は、イチロー「自分がカッコいいと思うところ」を聞いた時の答えを次の通り紹介しています。

 

 

「世の中の流れに流されないところと、逃げないところかな。どんな結果に対しても、僕はそれを受け入れる。失敗した時の自分の立場が怖いからといって、変な理由づけはしません。だから僕の発している言葉にウソはないはずです。」

 

 

 

本書はイチローインタヴューで発したウソのない言葉で構成されていて、とくに印象深い言葉を以下に挙げておきます。

 

 

◆ 特別な試合を普通に戦う

 

◆ 僕がピッチャーなら、バッターのイチローは絶対に抑えられない

 

◆ 一番苦しいと感じるのは、できるのにできないということ

 

◆ イチローという選手に対する見方は、僕が一番厳しかったということ

 

◆ だいたい、野球なんてわからないことだらけですから

 

◆ 人ができないことをやるのが大好きですから

 

◆ 王監督にも僕にも、野球のために命を削る覚悟があるということです

 

 

 

そのほかにも、メジャーリークのシーズンWBCの戦いについて、さまざまなイチローの言葉が紹介されていて、困難にぶつかった時の考え方などに、とても参考になります。

 

 

 

あなたも本書を読んで、すべてを語り尽くしたイチローの言葉を受け止め、自らの指針にしてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を!