書評ブログ

『ブッダ 今を生きる言葉』

20数世紀の時を超えて、今も人々の心を打つブッダの言葉を、明快な新釈・解説とともに、祈りの風景を写真でたどる本があります。

 

 

本日紹介するのは、六田知弘さん写真、佐藤裕之さん翻訳による、こちらの書籍です。

 

 

六田知弘・佐藤裕之『ブッダ 今を生きる言葉』(パイ インターナショナル)

 

 

この本は、「人々を苦しみから解放すること」を目指したブッダの教えを、写真家の六田知弘さんが長年かけて撮り続けたアジア全域の仏教遺跡をめぐる写真縦糸に、原始仏典からのブッダの言葉横糸にして、仏教の伝播の跡を編んだものです。

 

 

 

本書は以下の8部構成から成っています。

 

 

1.自分を愛せよ

 

2.他人にとらわれてはならない

 

3.偽りではなく真理に生きよ

 

4.怒りには怒らないことで立ち向かえ

 

 

5.世界は不変ではない

 

6.賢い友と共に生きよ

 

7.欲望は満たされることがない

 

8.善きことをして、それを積み重ねよ

 

 

この本は、仏教遺跡や祈りの写真と、ブッダの言葉が交互にページを埋めていて、ブッダの「今を生きる言葉」が心を打ちます。

 

 

とくに今の私の心に響いた言葉を以下に紹介します。

 

 

◆ 自分の目的を知り、自分の目的を追求しなさい

 

◆ 自分に勝つことは、他人に勝つことよりも価値がある

 

◆ 他人の過ちはよく見えるが、自分の過ちを見るのは難しい

 

◆ 他人に教えたように、自分も行いなさい

 

◆ 風によって岩が動かないように、賢者は避難と賞賛に動じない

 

 

◆ 「すべて無常である」と知れば、人は苦しみから解放される、これが清らかになるための道である

 

◆ 怒りには怒らないことで立ち向かいなさい

 

◆ 悪いことには善いことで立ち向かいなさい

 

◆ 強欲には与えることで立ち向かいなさい

 

◆ 偽りには真実で立ち向かいなさい

 

 

◆ 学びの少ない人は、牛のように老いる、彼の肉は増えるが、彼の智慧は増えない

 

◆ 多くのことを知っているから賢い人なのではない、心が穏やかで人を怨まず惑わされない人が賢い人である

 

◆ 旅に出てすぐれた者に会わなかったら独りで行きなさい、愚かな者と一緒に行ってはならない

 

◆ 金貨の雨が降っても、欲望は満たされない

 

◆ 後悔せず、清々しい気持ちになるなら、それは善くなされた行為である

 

 

◆ 善いことをしたならそれを繰り返し行い、それを忘れてはならない、善いことを積み重ねれば幸福になる

 

◆ 健康は最高の財産であり、満足は最高の宝であり、信頼は最高の家族であり、涅槃は最高の幸福である

 

◆ 何かを得ようとして学ぶのではない、何も得られなくても怒ってはならない

 

◆ 水量が多く流れが速いことを知らずに、人を川の対岸に渡そうとしても、渡すことはできない

 

◆ 同じように、真理をしらずに、人の心を動かそうとしても、動かすことはできない

 

 

本書の巻末には、「ブッダの生涯」として、「八相成道(はそうじょうどう)」が記されています。「ブッダの伝記」はさまざま書かれましたが、とくにその生涯における重要な八つの出来事「八相成道」と呼ばれました。

 

 

詳細は書きませんので、巻末にまとめられた「仏教遺跡リスト」とともに、ぜひ本書を手に取って、確認していただければと思います。

 

 

あなたも本書を読んで、今も人々の心を打つ「ブッダの言葉」を噛みしめてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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