『アマゾンが描く2022年の世界』

2018.06.29 (金)

すべての業界を震撼させるアマゾンの大戦略を読み解き、2022年の未来を予測している本があります。

 

 

本日紹介するのは、立教大学ビジネススクール教授で、上場企業取締役経営コンサルタントの仕事も同時に行っている田中道昭さんが書いた、こちらの書籍です。

 

 

田中道昭『アマゾンが描く2022年の世界 すべての業界を震撼させる「ベゾスの大戦略」』(PHPビジネス新書)

 

 

この本は、「アマゾン効果」(Amazon Effect)という言葉が、米国内外で注目を集め、もともとは小売業界に影響を与えていたものが、最近では様々な産業や国の金融、経済政策に影響を及ぼしていることを意味するまでになったことを描いている書です。

 

 

 

本書は以下の9部構成から成っています。

 

 

1.なぜ今、アマゾンに注目が集まっているのか

 

2.アマゾンの大戦略を5ファクターメソッドで読み解く

 

3.なぜ、アマゾンは「現実世界」に参入するのか

 

4.アマゾンの収益源はもはや「小売り」ではない

 

5.ジェフ・ベゾスの宇宙戦略

 

 

6.アマゾン、驚異のリーダーシップ&マネジメント

 

7.アジアの王者「アリババの大戦略」と比較する

 

8.ベゾスは真の顧客第一主義者か、それとも利己主義者か

 

9.これからの日本、米国そして世界で起きること

 

 

 

この本では、アマゾンが描く2022年の世界と、全ての業界を震撼させる「ベゾスの大戦略」について詳しい分析を記して解説しています。

 

 

 

とくに本書の前半で解説されている「5ファクターメソッド」によるアマゾンの大戦略分析は参考になります。以下の5つのファクターによる分析です。

 

 

1.天の時「時間価値」

 

2.地の利「空間価値」

 

3.道「戦略目標」

 

4.将「リーダーシップ」

 

5.法「マネジメント」

 

 

 

アマゾンの戦略ピラミッドとしては、ミッション&ビジョンは、「地球上で最も顧客第一主義の会社」ということです。

 

 

また、財務目標は、「長期におけるフリーキャッシュフローの極大化」を挙げています。

 

 

 

具体的な商品戦略としては、「スマホの次のプラットフォーム」と言われているアマゾンエコー(人工知能スピーカー)と、そこに搭載されている音声認識技術「アレクサ」があります。

 

 

そして、「アマゾンされる」(=to be amazoned)という言葉が生まれるほど、既存企業がアマゾンに顧客と利益を根こそぎ奪われる恐怖が伝わってくる、と著者は指摘しています。

 

 

 

また、アマゾンの本質は「ビッグデータ企業」ということで、AI や I o T をフルに活用して、「1人のセグメンテーション」、「0.1人のセグメンテーション」を可能にし、売り上げ向上につなげています。

 

 

さらに今後は位置情報の取得や、AI 時代における「未来を創る力」自分で自分をリードする「セルフリーダーシップ」アマゾンは目指していく、ということです。

 

 

 

アマゾンは、イノベーティブな人材を引き寄せる「リーダーシップの14カ条」を以下の通り、掲げています。

 

 

1.Customer Obsession

 

2.Ownership

 

3.Invent and Simplify

 

4.Are Right, A Lot

 

5.Learn and Be Curious

 

 

6.Hire and Develop The Best

 

7.Insist on the Highest Standards

 

8.Think Big

 

9.Bias for Action

 

10.Frugality

 

 

11.Earn Trust

 

12.Dive Deep

 

13.Have Backbone; Disagree and Commit

 

14.Deliver Results

 

 

 

そして、アマゾンがイノベーションを生み出す「4つの秘訣」を次の通り、説明しています。

 

 

◆ 本物の顧客志向

 

◆ 手続き化への抵抗

 

◆ 最新トレンドへの迅速な対応

 

◆ 高速の意志決定システム

 

 

 

この本の最後で著者は、アマゾンに対抗するアリババの大戦略や、「アマゾン VS. アリババ」に対抗する新経済圏を創造する日本企業として、メルカリについて解説しています。

 

 

メルカリは、C to C(消費者対消費者取引)ではなく、P to P(Peer to Peer:対等な仲間同士がつながるという共創的な広がり)のプラットフォームを目指している、と著者は解説しています。

 

 

さらに、「メルカリ経済圏」という言葉を早くから使って、「文化的イノベーション」を生み出すなど、ボトムアップリーダーシップも存在している、とこの本では評価しています。

 

 

今後、アマゾンの影響力が様々な業界で激しくなっていく中で、各国ではそれを警戒し、ストップさせようとする動きが出始めている、と著者は指摘しています。

 

 

そういう意味でも、アマゾンの今後の事業展開からは目が離せません。

 

 

あなたも本書を読んで、アマゾンが描く未来について、考えてみませんか。

 

 

 

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では、今日もハッピーな1日を

 

 

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